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「高山植物図鑑」登山道の花

バラ科 小高木

笠・球形集合

実・種


初秋〜秋
s0329

s0489
本州中部から北海道に分布し、亜高山から高山帯に生え、背丈3m程度までになる落葉低木。
葉は互生し、大きさ20cm程度の奇数羽状複葉で、7−11枚の小葉が付き、小葉の大きさ3−6cm程度、葉の表は緑でやや光沢を感じ、裏も緑でやや粉白、小葉の縁全体に深めの鋸歯が有るのが特徴的。他のナナカマドと同じく、真っ赤に紅葉する。
花期は6−7月、新枝の先に花序を出し、径1cm前後の白色から淡く赤味を帯び、5弁の小花を多数咲かせる。
花後果実は、秋未だ葉が緑のうちから、やや楕円の径5−8mm程度になって赤く色付き、落葉後も遅くまで残る。花も果実も垂れ気味になるのが特徴。
多くの仲間の有るナナカマドの中では、花色や花や実の垂れ具合に特徴が有り、見分けがしやすいかも知れない。
ナナカマドは七度かまどに入れても燃え尽きないからこの名になったとの説が有るが、難なく燃やす事が出来るらしい。
タカネナナカマド タカネナナカマド果実

白・立