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「高山植物図鑑」登山道の花


キク科 多年草 赤系白〜赤紫 多数枚(裂 夏〜秋 s0365 北海道南部から近畿の日本海側に多く分布、里山から低山の水が湧き出る様な草地に生え、背丈1−1・5m程度になる多年草。
葉は刺があまり気にならず、葉基部は茎を抱く。
この映像は、秋、標高500m程の水が湧き出る様な登山道脇に生えていた。サワアザミかオニアザミかではないかと思っている。
オニアザミの葉はトゲだらけで茎を抱く。サワアザミならトゲがほとんど気にならず茎を抱くはずだが、これはトゲが痛かった様に記憶しているし、写真を見ると茎を抱いてない。従って?
アザミ21 「北ア富山の山麓で1」
サワアザミ?


キク科 多年草 赤系白〜赤紫 多数枚(裂 夏〜秋 s0843
s0883
北海道南部から近畿の日本海側に多く分布、里山から低山の水が湧き出る様な草地に生え、背丈1−1・5m程度になる多年草。
葉は刺があまり気にならず、葉基部は茎を抱く。
秋、標高700m程の車道跡登山道脇の湿った草地に生えていた。背丈は1.5m程度か、1本は倒れた先端が立ち上がっていたので、良く判らなかった。下葉は30−40cmと大きく羽状に切れ込んでいた。花は3−5cmと大きめだった。
サワアザミかオニアザミと思ったが、オニアザミぼ葉はトゲだらけで茎を抱き、サワアザミならトゲがほとんど気にならず茎を抱くはずだが、これはトゲがほとんど気にならなかったし、写真は茎を抱いている様に見える。
他のHPでは頂頭花の基部に4−6枚の苞葉が付くと有ったが、それが付いている
アザミ22 「北ア富山の山麓で2」
サワアザミ
アザミ22a 「北ア富山の山麓で3」
サワアザミ

キク科 多年草 赤系白〜赤紫 多数枚(裂 夏〜秋 s0469 初夏、標高1700程の登山道脇で、乾燥気味の尾根に生えていた。
まだ花が開いていないが、太い茎、30−40cmの大きな葉、トゲだらけと云う事から、オニザミかエチゼンオニアザミではないかと思っている。
エチゼンオニアザミなら、福井県の白山域に特産すると言う、背丈40〜100cmになる多年草。
エチゼンオニアザミの少ない情報を寄せ集めると、茎は太く縮れ毛とくも毛がある。葉は厚く、根生葉は花期に残り、茎葉は茎を抱く。
花は下向きに2−3個付き、径3−5cm。総苞は球形で総苞片は反り返り、よく粘り暗紫色を帯びる。小花の峡筒部(総苞に隠れた部分)より広筒部(見える部分)の長さがほぼ同じ。
オニアザミはよく似ているが、狭筒部が広筒部より長く、総苞は球形で幅に対して長さは短く、総苞片は反り返らない。
さて、この映像だが、白山域石川岐阜境で撮影したが、未だ開いておらず、上の説に当てはめるのは難しいが、オニアザミかエチゼンオニアザミかに限定すると、総苞片が反り返り始めているのが目立ったので、エチゼンオニアザミと同定しておきたい。
アザミ23 「白山方面で1」
オニアザミ?
エチゼンオニアザミ?

キク科 多年草 赤系白〜赤紫 多数枚(裂 初夏〜夏 s0517 初夏、標高2000m近くで撮影したが、2000mを超えても見る事が出来た。背丈1m前後で、比較的細くてトゲが痛かった。花は上を向き径3−4cm。里山で春に咲くノアザミと同じと思った。
アザミ24 「白山方面で2」
ノアザミ?
ノハラアザミ?

キク科 多年草 赤系白〜赤紫 多数枚(裂 初夏〜夏 s0523 夏の盛り、標高1500m付近くで撮影した、「白山方面で2」と山域は多少放れているが近い山域でも有り、同じ種か?
背丈1m前後で、比較的細くてトゲが痛かった。花は上を向き径3−4cm。里山で春に咲くノアザミと同じと思ったが、8月にもなっているので、ノハラアザミと言うところか。
アザミ25 「福井で1」
ノアザミ?
ノハラアザミ?

キク科 多年草 多数枚(裂 初夏〜夏 s522 夏の盛り、標高1500m付近くで撮影した、山域は多少放れているが近い山域でも有り、ノアザミかノハラアザミと見ている。背丈1m前後で、比較的細くてトゲが痛かった。花は上を向き径3−4cm。里山で春に咲くノアザミと同じと思ったが、8月にもなっているので、ノハラアザミと言うところか。
「福井で1」に混じって純白のアザミが1本有った、マニアに盗られなければ良いのだが・・
アザミ26 「福井で2」
(シロバナ)ノアザミ?
(シロバナ)ノハラアザミ?


多年草 赤系白〜赤紫 多数枚(裂 初夏〜夏 s0781
s0782
「地域外、上越国境で」夏の盛り、標高1400m付近の湿原の中でも乾いた場所で撮影した、かなりトゲが痛かったが、総苞がトゲトゲになっておらず、多少粘着が有る様に感じた。
根元に近い葉は普通に切れ込みが有り、上に行くと切れ込みと言うより粗い鋸歯の感じがした。花下から葉までの部分(花柄)がひょろひょろと長かった。
アザミ27 「地域外、上越国境で1」
ノアザミ?
アザミ27a


多年草 赤系白〜赤紫 多数枚(裂 夏〜秋 s0828 白山の標高2100m付近くの草地で撮影した、わずかにチクリとトゲが痛かった。背丈1m前後で、茎は比較的細くて枝分かれが有った。花は水平かやや下向きで径2−3cmとやや小さめ。
総苞が開出トゲトゲになっているのが特徴的で、筒状花は短くまとまった感じで、葉は大きな切れ込みは無かった。
アザミ28 「白山方面で3」
タテヤマアザミ?


多年草 赤系白〜赤紫 多数枚(裂 初秋〜秋 s0882 その名の通り八方尾根の草地で撮影した、チクリとトゲが痛かった。背丈1m前後で、茎は比較的細くて枝分かれは気付かなかったが、茎先端で枝が別れ、複数個の花が付くのが普通らしい。花はやや下向きで径2−3cmと小さめに感じた。
葉が茎上部まで、はっきり羽状に切れ込んでいる事がが印象的だった。
アザミ29 「北ア北方県外で」
ハッポウアザミ


多年草 赤系白〜赤紫 多数枚(裂 初秋〜秋 s1597 伊吹山付近にのみに分布し、頂上草原で見かけ、背丈50cmから1m程度になり、石灰岩地質を好む多年草。
茎葉比較的しっかりして直立し、葉は長い楕円形で、羽状に細く裂け鋭い棘が有り、茎に密集して付く。
花期は8−10月、茎から多数の花茎を出し、茎先に径は2cm程度の淡紅紫色の花を密に多く咲かせ、総苞は筒状で長さ1.5cm前後、蜘蛛の巣のような細くからまっている毛(蜘蛛毛)が有り、触ると粘りが有る。
名の由来はイブキアザミが有って、それに比べて小さな花を咲かせるからか?
アザミ30 「伊吹山方面で」
コイブキアザミ