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「高山植物図鑑」登山道の花

キク科 多年草 黄緑系白〜緑 笠・球形集合 春先〜春 s0369
s0385
北海道から沖縄まで分布し、平地から亜高山帯(人に種子が着いて行ったものだろう?)のやや湿った場所に生える多年草。フキノトウと言った方が判りやすいが、フキの花の事をフキノトウと云う。
菜の花の様に葉株から董が立つのではなく、繋がった根の別の場所(昨年の葉株跡)に董が立つ。
花茎の背丈は咲き始めは3−5cm程度だが、雌花は咲き終わると30−50cmまで伸び、細長い茎葉が互生する。
雄花と雌花が有り、良く見れば黄色い花粉の有る物と、花粉が無い物が有り、花粉の有る物が雄花、無い物が雌花。
花後の別の場所に出る本葉は、長さ10−30cmの柄が有り、径10−20cm程度の円形で、両面とも毛が有り縁は鋸歯になっている。
種子島に行った時見たフキは、葉に光沢が有り黄色の花を咲かせるツワブキばかりだった。
秋田のアキタブキは、葉の径が1m近くと大きく葉の柄も太いものだった。
北海道ではラワンブキが有り、更に大きくて柄の径が10cm近く有り、一人では持てない様な巨大な物だった。
北海道や沖縄にも、ここに示した様なフキが有るのだろうか。
フキ(雄花 フキ(雌花