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「高山植物図鑑」登山道の花

マンサク 小高木

4枚(裂

実・種
春先〜春

初秋〜秋
s0374
s0186
主に東北から中国地方の日本海側に分布、里山から亜高山近くの標高まで見る事が有り、背丈5m越え程度までになる落葉小高木。
花期は2月から亜高山帯では7月まで、硬そうな茶褐色の顎片4枚と、1−2cmの黄色の花弁4枚が、ひょろひょろと伸びており、見栄えがするとは云えない。
マルバと言うから、丸い葉を想像するが、全体が丸いのではなく、マルバでないマンサクは、葉の先端がやや尖っているのに対し、マルバマンサクは先端が丸いから。
生木の時は柔軟なので、焚き木を束ねるのに使ったり(ハネソと読んだ様な記憶が?)、ワカンジキの輪に使った。
マンサクの果実、皮も実も硬いので中を見たことは無いが、冬には先端が開いた実の空を見る事が有る。
銘々は、未だ雪が降る季節と言うのに咲き始め、まず咲くからマンサクだとか。
その他の自生マンサクの仲間は、アテツマンサク、オオバマンサクが有り、園芸種として外来品種も有る。北陸にはウラジロマルバマンサクが有るとの説も有るが、区別しないのが普通らしい。
マルバマンサク マルバマンサク(赤)


マルバマンサク葉と果実
↓葉の先が丸い
オオバマンサク ?
↓葉の先端がやや尖る