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「高山植物図鑑」登山道の花

サトイモ科 多年草 黄緑系白〜緑

1枚(無裂

実・種
春〜初夏

初秋〜秋
s0403

s0890
北海道から九州に分布、里から低山に生え、背丈50−70cmになる多年草。
葉は長い柄が有り1枚のみで、小葉5枚程度に別れており小葉の葉柄はほとんど無い。
花(花弁ではなく物炎苞)は上向き筒状で、先端が庇(ひさし)の様に冠り、緑と白のストライプが特徴的。本当の花は内部に有って、秋には果実が熟して真っ赤になり、少々毒々しい。
異様な形状や茎の模様から、ヘビを想像するらしく、この仲間花を総称してマムシグサと言うらしいが、子供の頃、ヘビノハナと呼んで、触る事は勿論、近付く事さえ忌み嫌っていた。
花と葉の位置関係に注目して欲しい、花が葉より極端に下に有るのが大きな特徴とされている。
良く似たヒトツバテンナンショウは、花は葉の位置と同程度か、花が高い位置に有り、小葉に葉柄が有る事が特徴、物炎苞内面に黒紫色の斑紋が有るのも特徴。
ヒロハテンナンショウ ヒロハテンナンショウ実

牛04