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「高山植物図鑑」登山道の花

バラ科 高木 笠・球形集合 s0468
s0690
北海道から九州に分布、里山から亜高山帯近くまで見る事が有り、背丈10m以上になる落葉高木。
葉は互生し、大きさ20−30cmの奇数羽状複葉で、9−15枚の小葉が付き、小葉の大きさ5−8cm程度、先が細くとがり、ほぼ全周縁に浅く鋭い重鋸歯が有る。葉の表は緑、葉裏はやや粉緑白色になる。
花期は5−7月、新枝の先に花序を出し、径1cm前後の白色5弁の小花を多数咲かせる。
花後果実は、秋未だ葉が緑のうちから径5mm程度になって赤く色付き、落葉後も遅くまで残る。
背が低くても花や果実を付け、白い小花の集合花や赤い果実は、他種のナナカマドと似ているので見分けは付かない。
本種の見分けは、小葉の先が細く尖っている事、花が垂れない事などで見分けているが、標高が高くなればそれも怪しい。
七度かまどに入れても燃え尽きないからこの名になったとの説が有るが、ナナカマドの薪は難なく燃やす事が出来るらしい。
ナナカマド
別名:オオナナカマド