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「高山植物図鑑」登山道の花

バラ科 低木 笠・球形集合 s0474 本州中部から北海道に分布、亜高山から高山帯に生え、背丈1−3m程度までになる落葉低木。
ナナカマドの仲間では、ミヤマナナカマドは一番標高の高い所に生えると言われ、高山帯では背丈1m以下でも花が付き、背丈2m程度までしかならない事も多い。
葉は互生し、大きさ20cm程度の奇数羽状複葉で、7−9枚とやや少ない小葉が付き、小葉の大きさ3−6cm程度、葉の表も裏も緑色で、葉の縁ほぼ全周に鋸歯が有る。他のナナカマドと同じく、真っ赤に紅葉する。
花期は6−7月、新枝の先に花序を出し、径1cm前後の白色5弁の小花を多数咲かせる。
花後果実は、秋未だ葉が緑のうちから径5mm程度になって赤く色付き、落葉後も遅くまで残る。花も果実もほとんど垂れない。
低山では高木になるナナカマドが有り、これの背の低いものとよく似るので、標高の低い所では見分けが難しい。
七度かまどに入れても燃え尽きないからこの名になったとの説が有るが、難なく燃やす事が出来るらしい。
ミヤマナナカマド