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「高山植物図鑑」登山道の花

ウコギ科 多年草 円錐・総状集合 夏〜秋 s0510 ご存知、山菜のウド。
北海道から九州に分布、里山から亜高山帯のやや荒れた草地に生え、背丈2mを越える事もある多年草。
茎には毛が多く時には粘りを感じ、葉は互生し2回羽状複葉で、小葉の大きさ5−10cm程度の広い楕円形で、葉にも細かい毛が有る。
花期は9−10頃、全体的には総状で、線香花火の様な、径3cm前後の球形花序を付け、白色の花を咲かせる。
正式にはヤマウドと言うらしいが、普通は単にウドとして呼ばれ知られている。
セリ科のミヤマシシウド・シシウドは名前が似て、形も多少似ているが、毛が少なくすべすべしている。又、花序の形状は全く違い、大きな笠形になる。
このウドの名誉のために、「独活の大木」の独活は本種の事ではなく、シシウドから来たものだそうだ。
ウド
ヤマウド