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「高山植物図鑑」登山道の花

ヤマノイモ科 多年草

円錐・総状集合

実・種


初秋〜秋
s0526

s0557
本州から九州に分布、里山から500−600m位の山で見る蔓性多年草。
近くの木や草に絡みつき、葉の大きさ5−10cmほどの三角状披針形、基部は心形で先は長く尖る。
花期は7−8月、葉の脇に長さ3−5cm程度の総状の花を付けるが、白い粒の様な小花で、花弁は良く判らない。
雌雄異株で雌株には右映像の様な種子が付く。雌雄ともにムカゴが付き、無性的に繁殖する。
花などより地下の芋の方が知られており、ジネンジョと言えば判る人も多と思う。
私の子供の頃は単にヤマイモと呼んで、掘り取ってトロロにして食べたり、時には売り物にして小遣いにしていた。
葉の脇に付くムカゴはガゴジョと呼んで、塩茹でにして食べたが、それほど美味しいとは思わなかった。
右の種は遊びの小道具で、顔に付けて遊んだ様な記憶が有る。
どうやら最近はヤマイモとは長芋の事を言い、ジネンジョの事をヤマノイモと呼ぶのが正しいらしい。
ヤマノイモ
別名:ヤマイモ・ジネンジョ
ヤマノイモ 種子