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「高山植物図鑑」登山道の花

イネ科 多年草 穂状集合 初秋〜秋 s0551 北海道から沖縄に分布、里から1000mを越える低山の日当たりの良い場所にまで生え、背丈1−3m程度までになる多年草。
株立ちになり茎の太さは10mm越え程度、葉基部には鞘が有り、葉は細く長く長さ1m位になり、縁には目に見えない様な鋸歯が有って、不用意に触ると切れる事が有る。
花期は8−10月、長く伸びた茎の先に20−30cm程度の穂状花を数十本も付ける。花の時は目立たないが、種になると綿毛が広がり、群生地では白く波打つ様に見える。
昔から人の生活に密着しており、荒れた斜面に植えて崖崩れ防止にしたり、柔らかい時期は家畜の餌に、硬くなったら刈り取って、茅葺屋根に使ったり、すだれにしたりして利用してきた。
子供の頃はススキなどと洒落た呼び方はせず、カヤとしか呼ぶ事はなかった。
ススキがカヤなら、それより小型でコガヤと呼ばれるカリヤスが有る、ススキとの違いは小型で細い他に、茎が中空になってる事、節に短毛が密生するなど。
ススキ
別名:カヤ