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「高山植物図鑑」登山道の花

カエデ科 高木 濃赤〜濃赤紫 その他集合 春〜初夏 s0597 東北南部から九州に分布(太平洋側に分布するとの紹介が多いが、日本海側にも少ないながら自生する)、里から低山に生え、樹高10mを越えるほどになる落葉高木。
葉は対生し柄が有って、大きさ5−8cmで掌状6片前後に深裂し、各裂片に鋸歯が有り、先端が細く長く伸びる。
花期4−5月、枝先の葉腋から束状の花序を下垂し、暗紅色の小花を多数付ける。花後の種子はお馴染みの、2枚羽付きになり、風で少し離れた所に飛ぶ。
秋には多少日陰でも綺麗な赤に紅葉するのが特徴で、名前は知らなくても見た事が無いという人は少ないだろう。
ヤマモミジが良く似るが、ヤマモミジはイロハモミジより高い所に多く、葉の裂片の先端がやや短い事、紅葉時は黄色から赤色と、いろいろに色付く。
ただ、近縁のカエデと交配種が出来易いので、イロハモミジ似ながら、いろいろの違った特徴を持つ物も多い。
名の由来は、葉の掌状指部を、いろはにほへと」と数えたからだとか、私が子供の頃は、「おぼえのよいもみじ」と数えたが、多くのカエデは不足しており、時々足りるのが有ったが、それはコハウチワカエデだった様だ。
イロハモミジ
別名:イロハカエデ