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「高山植物図鑑」登山道の花

ブドウ科 蔓性木 黄緑系白〜緑 円錐・総状集合 初夏〜夏 s0666 北海道から九州に分布、低山に多く生え、数十mの長い蔓になり、他の木に絡み付いて延びる落葉蔓性木。
花期は5−6月、花は総状で、咲き始めは小さく、咲き終わる頃は10cm程度になる。
雌雄異株で見るものの多くは雄株と言われるが、雌株には両性花が有る。ただ、自家受粉はしないとされる。
雄花も雌花も咲き始めは花弁が有るが、すぐに脱落し花弁が無いシベだけの様な花になる。
葉は掌状で20cm近くのものも見られ、切れ込みの深さもいろいろ変化が有る様だ。
さてこの花だが、雌花か雄花か、更に後に見える丸い物は蕾か幼果実か、因みに、栽培ブドウは雌雄同株のものを育成したものだとか。
子供頃、野生で食べる事の出来るブドウは3種類有って、本種をヤマブドウ、残りをグンドとスイビ(ベ)と呼んでいて、一番多く食べたのはグンドだった。
グンドはサンカクヅルの事らしく、スイビの葉は大きく切れ込んでいたので、エビヅルかと思われるが、正しくは何なのか判らない。
ヤマブドウ