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「高山植物図鑑」登山道の花
キク科 | 多年草 | 赤系白〜赤紫 | 多数枚(裂 | 秋〜晩秋 | s0797 s0865 |
北海道から本州近畿と四国の一部に分布、里山から亜高山帯までの草地に生え、背丈1mを越すほどになる多年草。 蕾の時は蜘蛛毛が生え覆われるが次第に毛が少なくなり、大きなものは径5cmを越えるほどのいがぐり形になる、この時の方が良く目立つ。花が咲けばアザミに似た花を付けるが、それほど鮮やかではない。 下葉には長い柄が有り、大きさ10−30cm程度の卵形、茎葉は柄が短くなり葉も小形になる。葉の裏に白い毛が密集しているのが特徴。 ヤマボクチが基本種で、主に近畿より西に分布し、オヤマボクチより小形の様で、特に花は同程度でも、総苞が小さくなっている様だ。 他にキクバヤマボクチ・ハバヤマボクチ・オニヤマボクチなどが有る様だが、良く判らない。 子供の頃はその葉裏の特徴からかウラジロと言い、餅草として使うため、若芽を採取した記憶が有る。 ボクチ(火口)とは、火打石で火を起こす時の火付けに使う綿状物の事で、この葉の裏から採取したとか。 ヤマボクチとオヤマボクチでは呼び違えるので、オオヤマボクチとする説も有る。 |
オヤマボクチ 開花状態 別名:オオヤマボクチ |
オヤマボクチ 蕾だが、開花よりこの方が目立つ、葉の裏綿毛が密生して白い |
経 |
雨 |