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「高山植物図鑑」登山道の花

アカバナ科 多年草
越年草
4枚(裂 初秋〜秋 s0808 「南米からの帰化植物」沖縄を含む全土に分布、平地から低山の道路脇や河原などに生え、背丈50cm−1m程度になる多年草(越年草も有る)。
花期は6−9月、径4cm前後の4弁で花弁、先端が浅裂した花を咲かせる。花後の古い花は黄色から赤っぽく変ることが多いのが特徴。
葉は互生し、長さ7−10cm位の細い被針形で、やや波打っている。
マツヨイグサを知るには、他に最低でもメマツヨイグサとオオマツヨイグサを知らなければならない様だ。これらは一見同じ花と見えるが、最近はメマツヨイグサが勢力を拡大し、オオマツヨイグサやマツヨイグサは少なくなっていると云う。
この映像は、標高1300m辺りの車道脇に生えていて、背丈60−70cm程度だった。午後だったから花が閉じていたが、花の残骸は赤っぽかった。
この仲間は全て帰化植物で、日本の在来種は無く、観賞用に持ち込まれたものだとか。
マツヨイグサの仲間を月見草や宵待草と呼ぶ事が多く、有名な竹久夢二の宵待草もこの花の仲間だと云う。
本来の月見草は白色で、繁殖力が弱く栽培でしか育たないらしい。
多年草としてあったり、一年草としてあったりするが、同じマツヨイグサでも何年も冬越しする株と、一年毎に生える株が有るので、どちらも正しい様だ。
マツヨイグサ