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「高山植物図鑑」登山道の花

バラ科 蔓性木 実・種 秋〜晩秋 s1029 宮城県から西とか、新潟県から西とか、関東から西とかと、情報が乱れているが、その辺りから九州に分布、里山から低山の林床や林縁に生える常緑蔓性木。
葉は互生し、卵形で薄っぺらの紙の様で、3−5浅裂して先が尖り、細かい鋸歯が有る。
花期は秋9−10月、葉脇から短い円錐状花序を出し、径2cm前後の5弁白色の花を咲かせる。花後その名が示すように、晩秋から冬になると、径1cmほどの果実が赤く熟す。
標高400−600m付近の雑木林床に生えていた。季節は晩秋も過ぎ冬12月末と云う事で、フユイチゴの仲間と云う事になる。
果実は径1cm程度、総状に10個程度付いていた。よく見るフユイチゴの丸っぽい葉より、ややしっかりした3裂の葉で、茎や葉に刺が有ったが、毛は目だっていなかった。
ミヤマフユイチゴとフユイチゴだが、ミヤマフユイチゴはやや北方から分布しているらしい。
と云う事は、ミヤマフユイチゴはフユイチゴよりやや高い場所に分布すると云う事だろう。
しかし、実際には両方とも主に里山に生え、両方とも500mを越える高さまで見ることが有り、雑種も出来ると云うので、実際は区別出来るのかどうか判らない。
ミヤマフユイチゴ実

S倉、横