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「高山植物図鑑」登山道の花

マメ科 高木 円錐・総状集合 初夏〜夏 s1076 北アメリカ原産の帰化植物、マメ科ハリエンンジュ属の落葉高木で、20mを越すほどになる。
明治になって治山目的で持ち込まれ、植えた場所が山だった事で、下流域に急速に広がり、全国あちこちで野生化し群落となって生えている。
要注意外来生物に指定され、「在来植物への競合・駆逐のおそれがある」との事で、栽培する人はいないだろうが、出来れば駆除したい植物
《一言苦言、山中で群落を見ると、この木を植え、治山には成功した様に見えるが、植生の復元には失敗したのでは?と気にかかる。》
葉は奇数羽状複葉で互生し、小葉は5−10対+1枚、長楕円形で3−5cm程度。花の咲く小枝には鋭い刺が有り、この事からハリエンジュの銘々。
花期は5−6月、花は垂れ下がった総状で白色、洋風の強い香りが有り、芳香と言う人が多い。果実は豆形で、5−6個の種子が入る。
別名、ニセアカシヤ、単にアカシヤと呼ばれ、アカシヤ属と混同される事が多いが、同じマメ科ながら、アカシヤ属ではないので、やや縁が遠い仲間。
ハリエンジュ
別名:ニセアカシヤ