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「高山植物図鑑」登山道の花

トクサ科 多年草 その他 穂状集合 初秋〜秋 s1089 本州中部以北に分布し、低山の樹林下や山野の湿地に生え、背丈30−100cmの常緑のシダ植物。
地上茎は中空で、暗緑色で直立し、径は5−7mm程度。
茎は硬く、表面に15〜25本の稜があって、さらに稜の上には小さな突起が並び、ざらざらしている。
砥石代わりに使われたからこの名と云うが、砥石代わりは無理、珪酸質を含み、表面に細かい突起が有るので、 細工物を磨く程度には使われたのだろう。
シダ植物なので花は咲かないが、秋口に、茎先にスギナのツクシと似た胞子茎が付く。
この映像は、標高1000m辺りで、ブナの林床に生えていたものだが、落葉時期だったので、 胞子茎は付いていなかった。
トクサ