検索ページへ | 一覧表へ | 富山橋トップへ |
「高山植物図鑑」登山道の花
クマツヅラ科 | 低木 | 赤紫系白〜赤紫 実・種 |
夏 秋〜晩秋 |
s1241 s1185 |
北海道から沖縄に分布し、北陸辺りでは里山から低山に生え、背丈2m程度にはなる落葉低木。 花期は6−8月、春から伸びた今年枝の葉が開いた頃、葉の付け根に淡い紫色の小花が集まって咲く。花が終わると径2−3mmの実になるが、その実が鮮やかな紫色になる。 葉は対生し、大きさ5−15cm、長楕円形で葉先が尾状に尖り、毛は有るがさほど多くは無く、縁には細かい鋸歯が有る。 鑑賞栽培種のコムラサキシキブ(通称ムラサキシブ)と似るが、本物のムラサキシキブは、やや大振りで、幹がかなり太くなり、金槌の柄や杖にも使われるほど強靭だと言う。 コムラサキシキブに比べ、ムラサキシキブは実の付きがまばらで、図体が大きくなるので、観賞には向かない様だ。 ヤブムラサキもよく似るが、東北南部より南に分布するやや南方系で、葉に毛が多く、触るとビロード状の手触りが有る。 |
ムラサキシキブ 実 | ムラサキシキブ |
唐 |
辻 |