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「高山植物図鑑」登山道の花
ユリ科 サルトリイバラ科 |
多年草 蔓性木 |
赤 | 実・種 | 秋〜晩秋 | s1189 | 北海道から九州に分布、里山から低山の明るい雑木林などに生育し、3m程度までに伸びる半木性の蔓、又は蔓性木。 春、地下茎から勢いのある茎を伸ばすが、茎の一部は枯れ残って枝を出す。茎は緑色で堅く、強力な刺が有り、勢いの良いものは地面から垂直に立ち上がって低木などにからみつく。 茎が巻き付くタイプではなく、マキヒゲで所々で固定させている。 葉の表面は光沢があり、大きさ10cmほど、葉裏は葉脈が中央と左右に1本づつ、はっきり3本になっている。 雌雄異株で花は黄緑色の小花が集まって咲き、雌花の花後に径1cmほどのリンゴの様な実がなり、食べて見るとリンゴに似た味がする。 子供の頃は単にイバラと呼び、山に入ると強力な刺で行く手を阻み、衣服を破ったり、引っかき傷を作ると云う、嫌われ物だった。 ユリの仲間としてはあまりにも違い過ぎるので、ユリ科サルトリイバラ属、ユリ科シオデ属、サルトリイバラ科など、科や属には諸説が有る様だが、私としては、このサルトリイバラとシオデの仲間は、ユリ科から独立した方が判りやすいと思う。 |
サルトリイバラ 別名:サンキライ |
サルトリイバラ雄花 |
極 |
波 |