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「高山植物図鑑」登山道の花

キク科 多年草 多数枚(裂 夏〜秋 s1219 北アメリカ原産の帰化植物で、海岸や河原から低山路端の草地に生え、背丈1m近くになる多年草。特定外来生物に指定され、植栽・保管・運搬などは禁止されている。
葉茎とも無毛又は開出毛が有り、葉は対生(一部互生)し、根生葉は長い柄が有り、小葉3−5枚になっていて、花時期も残っている。
花期は初夏5月から夏8月、径4−6cm程度で黄色のコスモスの様な花を咲かせる。舌状花は8枚の事が多く、花弁の先端はぎざぎざの切れ込みが有る。中心には同じ黄色の管状小花が有る。
荒地に強いことから、河原などで繁茂し、在来の植物に対して大きな影響を与え、オオキンケイギクが河原に繁茂すると、在来のカワラナデシコは絶滅してしまう。そんな事から、駆除する事が定められている。
尚、園芸品のキンケイギクが良く似るが、一年草で、中央部の管状花がやや茶褐色になる特長が有る。
一番の違いは、春の新芽が延び始める頃、キンケイギクは種子から育つので、根が小さく細いが、オオキンケイギクは、多年草なので、根が大きく太い。
もう一つの違いは、キンケイギクは放置しても野生化して大群生いにならないが、オオキンケイギクは放置しても、どんどん増え群生化する。
オオキンケイギクを変化させたものを、キンケイギクとして販売している場合も多々有るらしいので、出来ればこの系統の花は栽培しない方が良い。
オオキンケイギク