検索ページへ  一覧表へ  富山橋トップへ 

「高山植物図鑑」登山道の花

スミレ科 多年草 5枚(裂 s1233
s1248
東北から中部に分布し、低山から亜高山の岩場や礫地に生え、背丈10−15cm程度になる多年草。
茎は赤っぽく毛が多い、葉の大きさ2−3cmの三角状の心形で、先端は尖るが細く長く尖る事は無い。茎葉の内一番下の葉は、根元近くに付き、その他の葉は上部にまとまって付く。肉厚で表面には光沢が有り、裏面はやや赤味を帯びる事が有り、縁には低く緩やかな鋸歯が有る。
花期は6−7月、花径15−20mm黄色のスミレ形、花弁の裏側が赤紫色を帯びる事が多い。
オオバキスミレの変種で、同系変種ダイセンキスミレやエゾキスミレも良く似ているが、この花が有った場所は、分布の範囲には無いので、最も有りそうなナエバキスミレとしてみた。
ナエバキスミレ