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「高山植物図鑑」登山道の花

シソ科 多年草 青系白〜青紫 円錐・総状集合 初秋〜秋 s1277
s1459
イヌヤマハッカなら、関東の西部から中部の東部に分布するとされ、ブナ帯程度の標高の林下や縁に生え、背丈40−80cmになる多年草 。
茎は四角柱状で下向きの毛が生える。茎葉は卵形で長さ5−10cm、葉柄には翼が有り、縁には鋸歯が有る。
花期は9−10月頃、茎先に総状花序を出し、淡青紫色の唇形で、長さ10mm程度の小さな花を咲かせる。唇形の上唇は4裂して反り返り下唇は船底形、内部に模様は無い(黒く見えるのは雄しべ)。ハッカと名が付くが香りは無い。
ヤマハッカと極似しているが、ヤマハッカの花弁内部には紺色縞模様が有り、イヌヤマハッカには無い。
この左映像は北アルプス南部の標高1500m辺りで撮ったが、本来のイヌヤマハッカの分布域では無いので、やや怪しいが、ヤマハッカでもコウシンヤマハッカでも無い様に思い、イヌヤマハッカとした。
右映像はもっと怪しいが、これも似ているので、一緒に記載しておく。
イヌ名の由来は、似ているが違う(異な物=否)と云う事から転じてイヌと付けられている。(役に立たないからではない)
イヌヤマハッカ ? イヌヤマハッカ ?
白山北方富山県、タイリンヤマハッカ?


落?