検索ページへ  一覧表へ  富山橋トップへ 

「高山植物図鑑」登山道の花

キク科 一・二年草 その他色 実・種 初秋〜秋 s1311 オナモミなら、古来の帰化植物で、沖縄を含む日本全土に分布し、里から低山の日当たりの良い、荒地や道端に生え、背丈1m程度になる一年草。
背丈にしては太くしっかりした茎になり、比較的枝分れが多く、全体に毛が有り紫色がかる事が多く、葉は長い柄が有って三角形、浅く3裂する。
花期は8−9月、雄花は茎先端に咲き、雌花は茎中途に咲き、ともに黄緑色で目立たないが、雌花は花の時から特徴の、かぎ状刺が有る。この刺(刺の付いた壷状総苞)が花後に種子を包み込んだ実になる。
この刺によって、動物や衣服に付いて運ばれ、他の場所に芽生える。
よく似たオオオナモミが有り、背丈2m程度の大型になり、葉は広卵形で3−5浅裂するなど、葉の形状がやや違う程度で、その他はよく似ている。よく見られるのはオオオナモミの方らしい。
オナモミ