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「高山植物図鑑」登山道の花

ヤマノイモ科 多年草 黄緑系白〜緑 円錐・総状集合 s1348 本州から九州に分布し、里山から低山の林縁などに生え、草や木に絡まって伸びる蔓性多年草。
花期は6−7月、雌雄異株で、葉脇から花序を出し、雌花序は垂れ下がり、雄花は立ち上がると言う。小花は大きさ10mm程度で、6弁(裂で黄緑色、雄花には3本の雄しべと、3本の仮雄しべが有る。
葉は互生し、大きさ5−10cmの三角形で、葉の両肩部分が張り出す感じが有り、葉の縁には不規則な鋸歯が有る。
蔓性ながら、春の新芽が延び始める頃は自立し、育つに従って近くの草や木に絡まって伸びる様になる。
この春先に自立するトコロ(野老)なのでこの名。
オニドコロが良く似ているが、葉の形がやや違い、オニドコロの葉は両肩部分が張り出す感じが無い。
タチドコロ