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「高山植物図鑑」登山道の花

キンポウゲ科 多年草
赤系白〜赤紫
6枚(裂 春先〜春 s1414
s1415
主に東北南部から北陸の日本海側に分布、里山から低山の林床で見る事が多い。背丈10−15cmほどになる常緑多年草。
三角の葉が特徴で、三つ葉に近い様な形に切れ込んでおり、大きさ3−4cm程度、表面は光沢を感じる。
花期は3−4月、径2−3cmほど6−8弁の可愛い花を付ける。花色はピンク系が多いが、色変わりが多い事でも有名。
細かく言えば、3−4種に分かれている様で、ミスミソウ・オオミスミソウ・スハマソウ・ケスハマソウが有り、全体を総称してユキワリソウと呼んでいる。
ミスミソウとスハマソウの違いは、葉の先端が尖っているか、丸っぽいかで区別し、尖った方がミスミソウだとか。
花径が2−3cmならオオミスミソウ、1−1.5cmならミスミソウ、スハマソウの葉に毛が有ればケスハマソウとなる。
ではこの映像はどうか?、比べるものが無いと区別が出来ないが、北陸に有って花径が3cm程度だったので、オオミスミソウだろう。
ネットで検索すると、園芸としてのページが多く、異常な高値で売買されている事が判る、これが盗掘の要因になっているとも言われるが、もう止めさせる手立てが無いと言うか、野草園芸の文化が、その程度の低レベルである事が悲しい。
サクラソウ科でもユキワリソウと云う花が有るが、標高の高い場所で見る事が有る。
ユキワリソウ
オオミスミソウ