検索ページへ  一覧表へ  富山橋トップへ 

「高山植物図鑑」登山道の花

ウマノスズクサ科 多年草 茶褐色〜黒系 3枚(裂 春先〜春 s1547 カンアオイ(別名カントウカンアオイ)なら関東から本州中部の一部に分布し、丘陵地から低山の林床に生え、背丈10−15cmほどの常緑多年草。
コシノカンアオイなら、主に本州日本海側の北陸に分布、里山から1000m位で見る事が多い。
根元から長い葉柄が出て、葉は厚く表面に光沢が有り、葉脈が目立ち、デコボコした感じで濃い緑色(斑入りの紹介も多い)、大きさ5−10cm程度の心形。
花期は晩秋から冬の終り頃、生え際をよく見ると、径1−2cmの地味な紫褐色の花を見る事が出来るが、花弁は硬くて厚く、種子が開いた後の様に見える。
この地域には、よく似たヒメカンアオイが有り、小形だと云うが、葉脈が目立たず滑らかな感じがする。
ネットで検索をすると、園芸品種としていろんな名が出て来るが、自生しているかどうか判らない。
ただ、園芸品が多いのに、自然では絶滅の方向に有ると言うのが悲しい。
徳川の紋は、この仲間の葉を原型にして三枚組み合わせたものとか、又、ギフチョウが食べる植物としても知られている。
フタバカンアオイ
別名:カモアオイ