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「高山植物図鑑」登山道の花

ベンケイソウ科 多年草 赤紫系白〜赤紫 穂状集合 s1560
s1561
関東地方以西から四国・九州に分布し、里山から低山の日当たりの良い乾いた岩の上や、茅葺屋根等に生え、背丈8−30cmになる多年草。
花期 9ー11月、ロゼット状葉の中心から花茎が塔の様に伸び、白色の小花を多数咲かせる。小花は5弁で萼は5枚、雄蕊は10本で花粉を出す前の葯は暗紅色。
葉は多肉質でロゼット状に付き、柄は無く倒針形で長さ1.5−3cmで先端が針状に尖る。しばしば紫色または粉白色を帯びる。
開花した株は枯死する。   
イワレンゲが良く似るが、葉は長楕円状さじ形で、幅7−25mmになる。
名前の由来は、葉の先端が刺状に尖った状態を動物の爪に見立て、ロゼット状の葉の様子を蓮の花に見立てた。
ツメレンゲ ツメレンゲ