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「高山植物図鑑」登山道の花

サトイモ科 多年草 その他
紫褐色
1枚(無裂 春〜初夏 s1584 「地域外、関東で」東北の太平洋側から関東、四国の一部に分布し、疎林の林床や林縁のやや明るい場所に生え、背丈50−80cmになる多年草。
茎に2枚の葉が付き、全体の大きさ20ー30cmほどだが、葉柄が2−3本に別れて小葉が付くので、小葉の数が7−10枚になる。小葉は長い楕円形で葉の中心部に白班が入る事が有る。
花期は4−5月、花(仏炎苞)は上向き筒状で、先端が庇(ひさし)の様に冠り、紫褐色と白のストライプになる。
仏炎苞の筒状と庇に切り替わる部分が耳の様に広がるのが特徴的で、これが名の由来になっている。
雌雄異株で、果実は熟すと真っ赤になり、少々毒々しい。
異様な形状や茎の模様から、ヘビを想像するらしく、この仲間花を総称してマムシグサと言う事が多く、似た仲間は30種以上も有る。
食べる人はいないと思うが有毒で、全草有毒で特にイモ状の地下茎は毒が強いらしい。
ミミガタテンナンショウ