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「高山植物図鑑」登山道の花

ナデシコ科 多年草 5枚(裂 s1592 本州の中部地方に分布、低山から亜高山の草地や林縁などに生え、背丈30−50cm程度になる多年草
茎は細いが直立し疎らに枝分かれをし、葉は対生し全縁無柄で、上部葉は狭卵形から広披針で、下部葉はヘラ形、全草に細かな毛が有る。
花期は5−7月、茎の上部で枝分かれをし、茎先に最初の花が付きその下に次々に側枝を出して花が付き、径10−20mm程度、白色5弁の花を咲かせる。花弁が濡れると透き通る様な感じになる。
環境省のレッドデータリスト絶滅危惧II類に登録されており、「絶滅の危険が増大している種」。
名の「誰袖草」の由来は、古今集の歌「色よりも香こそあはれと思ほゆれ 誰袖ふれし宿の梅ぞも」からとの説が有るが、この花との関連性を感じるところが無く、実のところは由来不明との説が多い。
タガソデソウ