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富山橋の富山流域のブナ林


◇高落葉山「大滝山〜高落葉山」(たかおちばやま)1122m、五箇山   02.3.2

(お断り、高落葉山は高落場山が正しいのでしょうが、以前地元の案内標識に高落葉山と
表記が有ったので、この方がこの山にふさわしい名と思い使用しています)


雪を利して高落葉山・大滝山のブナ原生林の中に入り、巨木探索をしてみました。

積雪期の取り付きは、R304の五箇山トンネル入口です。杉植林から沢状の斜面を鞍部
に向かって登ります。私はテレマークスキーにシール、同行者のBUNAさん・アコさま
・キコさま・富山橋2はカンジキの出で立ちです。

一登りで鞍部に到着、杉植林は雑木林に代わって展望が開き始め、砺波富士の袴腰山や富
山石川県境の医王山が見えていました。天気予報は晴れ後曇りで、この辺りでは春霞です
が晴れの良い天気でした。

ここからは尾根伝いに唐木峠に向かい、峠からは高落葉山に続く尾根の急登に入ります。
帰りにはとてもスキーでは降りられそうにない濃い樹林と細尾根急登が続きますが、ブナ
林に出会うまでの我慢です。

ブナは750m辺りから見え始めますが、本格的になるのは928mポイント手前からで
す。登るに連れて大木が見える様になり、ブナ林は左方向へ大きく広がって
います。
高落葉山頂上へ向かわず、大滝山方向のブナ林を出来るだけ広く眺めてみたくなって、高
度を上げずに左にトラバースしました。遠目にはそれほど大木に感じないのですが、近づ
いて見ると、4m級のブナ大木が次々と現れます。積雪2.5m程度と通常の測定高の
1.3mの倍ほども有りますから、実際はもっと太いと云う事でしょう。

登り始めた時は時間には充分余裕が有り、高落葉山は勿論、大滝山までも行けるのではな
いかと思っていましたが、ブナ林をゆっくり楽しんでいるうちに午前中の時間切れでした。
手頃な風除けの窪みを見つけ、ブナを眺めながらの昼食会を楽しみました。

天気予報がぴたりと当り、昼食中ににわかにガスがかかり始め、下山時は幻想的なガスに
煙るブナ林を楽しみました。本日最大のブナは、下山途中で出会った地上3mで幹周4m
の大木でした。登山道からはかなり入っており、無雪期に近づく事は難しいでしょうが、
位置はしっかりと記録する事が出来ました。

高落葉山ブナ林スライドショー

時 間:
7:40五箇山トンネル登山口−8:15鞍部−8:30唐木峠−9:40928m−11:30高落葉山と大滝山の中間辺り13:00−3:10登山口

「この地図の作成にあたっては、国土地理院発行の数値地図25000(地図画像)、
50mメッシュ(標高)を使用しました。

国土地理院の成果の使用・複製に当っては、規定を守って下さい。
ルート記入はカシミールで作成しています。


1080mの三角点が大滝山、高落葉山は大滝山の南1km辺り


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