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富山橋の富山流域のブナ林


◇田中高原「菅沼谷の両岸」(たんなかこうげん)1321m、飛騨の山

田中高原は富山市の歯科医師森井さんの私有地ですが、好意により一般者も自由に訪れる
事が出来ます。遊歩道も岐阜や富山の学生等によりボランティアで整備され、訪れる人も
次第に増えているそうです。
田中高原へ行くには数河峠から流葉山頂上に向かう林道に入り、パルクすごうスキー場リ
フト下で左に分岐、菅沼谷源頭の1193m三角点に向かう林道に入ります。
積雪期はスキー場駐車場に車を置いて林道歩きになりますが、林道通行時は田中高原の取
り付き口まで車で入る事が可能です。

我々はスキー場リフト下の除雪終点まで車で入り、そこから約5Kmほど林道歩きで、田
中高原の入口に近い国有林のブナ林を散策して来ました。

林道歩きを始め30分も進まない内に道路脇にブナ林が出て来ます。伐採後の二次林で、
幹周1mに満たない様な細ブナが多いようですが、素直に伸び綺麗な地衣類の模様を付け
た美人ブナが揃っています。その上、今日は昨夜の冷え込みで細枝は花の様に霧氷を付け
た樹氷になっており、なかなか楽しませてくれます。
そんな樹林が田中高原口に達するまで続きます。

田中高原頂上は菅沼谷の左岸方向で、一帯は相当広大な樹林ではありますが、杉植林が多
くカラマツ林も有って、ブナ林は杉林より上の頂上方向と、菅沼谷右岸の国有林にしか残
って無く、国有林のブナ林もほとんどが伐採後の二次林と思える細ブナ林でした。
田中高原の上部のブナ林には入りませんでしたが、ここではわずかかも知れませんが太ブ
ナが見えていた様に思います。機会が有れば再度訪れ、田中高原一帯を調査してみたいも
のです。

この日は天気が良く日中も気温が上がらなかったか、樹氷のブナが一日中見る事が出来た
上、黒部五郎・槍・笠・穂高・乗鞍・御岳・白山などが展望出来、山行の楽しみはブナば
かりでは無かったのでした。

田中高原ブナと展望スライドショー

全体時間:富山→1:30数河峠→2:30菅沼谷源頭→0:30田中高原口
ブナ時間:合計1:00以上
山行適期:無雪期から残雪期
登山道 :頂上まで道有り、(良い水場有るとの事)
     林道はスノーモービルのコースになっており、出会うと騒々しいが、
真冬でも圧雪されており、安心して雪山山行が出来る。
交通  :積雪期はマイカーで、R41を岐阜県数河峠か、スキーリフト下まで
車で可無雪期は更に林道を奥まで入り、田中高原口まで車で可。

「この地図の作成にあたっては、国土地理院発行の数値地図25000(地図画像)、50mメッシュ(標高)を使用しました。
国土地理院の成果の使用・複製に当っては、規定を守って下さい。
ルート記入はカシミールで作成しています。
林道が地図に無いので、概略ルート



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