「ファーブルの昆虫記」の虫たちを描き1981年、83年にボローニャ国際絵本原画展に
入選。草むらに腹ばいになり、虫と同じ目の高さで見て、見つめて、見極める。
その徹底した観察を経て、筆の穂先2、3本だけで描きだされる細密画の世界です。
「年をとるごとに目が良くなるんです」と言うクマチカさんは、なんと88才。(すごーい!!
)
【昆虫は私たちのもっとも身近な生きものなのに虫ケラや害虫と言われ蔑まれて・・
野草はどんな小さな草でも和名をもっているのに雑草と蔑まれて・・
私はこのことに強く憤りを感じていました。
彼らはこんなに可愛らしく、こんなにも美しい姿をしているのだということを
人間どもに見せるために、虫も花も大きく描いているのです。
そしてこの1本の絵筆の作業は、微力ながらも自然破壊を防止するのに
役だっていると考えています。】
------「熊田千佳慕の世界展」より-----
大きくなったダヤンも可愛いけれど・・・赤ちゃんの時のダヤンがとても好き!!
原画展では、大好きな赤ちゃんの時のダヤンにも会えました(笑)
ダヤンが住む「わちふぃーるど」という国は異次元の世界で神話や伝説が
受け継がれ独特のしきたりやお祭りが息づく不思議な世界・・・
原画展で不思議さも倍増されました。
自然に寄り添い、四季折々にさまざまな表情をみせる街がなんとも素敵!
タシルの街やフォーンの森の風景も素晴らしく原画の完成度や質感は
まさに芸術でした。
今世紀に誕生した世界の代表的な絵本作家約50人の作品、300余点の原画展。
恥ずかしいのですが数人しか知っている作家はいませんでした。
しかし本当に良い作品は時代を越えて尚、感動を与えてくれるもだと感じました。
「ピーターラビット」のビアトリスク・ポターの原画に出会えて感動し
「クマのプーさん」のシェパードの原画は素朴で温かみがあることを発見し
「動物たちのクリスマス」のバーバラ・クニーの動物たちのけなげな姿に
魅了されました。
-----------反省文
<ひとりごと>---------
熊田千佳慕さんの代表的な昆虫の生態画の画像を載せなかったこと。
池田あきこさんの風景画の画像を載せなかったこと。
ピーターラビットやクマのプーさんの画像を載せなかったこと。
あぁ〜、私って・・・