渓泉(2009)(伏見)曲線の坪庭 2009年3月19日完成 設計;2008/12月 

この庭は17代にわたり伝えられてきた身代の庭園の名石を「訪来」と命名した坪庭に組みました
曲線の表現を浮き立たせる工夫を加えた格子がポイント 
尚格子とブロック塀との間に照明を仕込み夜は昼と全く異なる顔に変身します

天然彫りの手水鉢


について17代様の言葉 
「この坪庭を眺めていたら石組の向こうに16代までのご先祖様が訪れて来られ勢揃いされた」 

「訪来」という文言中には蓬莱(宝山)つまり中国の神仙思想に説かれる三神山の一。山東半島の東方海上にあり、
不老不死の薬を持つ仙人が住む山と考えられていた。蓬莱山。蓬莱島。よもぎがしま。 の意味も含む

神仙思想=古代中国で、人の命の永遠であることを神人や仙人に託して希求した思想。不老不死の仙人・神人の住む海上の異界や山中の異境に楽園を見いだし、多くの神仙たちを信仰し、また、神仙にいたるための実践を求めようとした。道教思想の基礎となり、また、民間の説話・神話の源泉となった