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熱性けいれん熱性けいれんと突発性発疹症/子どものひきつけ/ひきつけた時の対処法

子どものひきつけ

子どもはいろいろな原因でひきつけ(以下「けいれん」と同じ意味)を起こします。ほとんどは心配のないものですが、中にはすぐに治療を受けた方が良いものもありますので、まずは小児科医に相談しましょう。

心配のないひきつけ

泣き入りひきつけ(憤怒けいれん)

激しく泣いた後に呼吸を止めて意識を失い体を硬直されたり、脱力してしまったりする状態をいいます。
ほとんどは放っておいてもあえぎ呼吸とともにすぐに意識を取り戻します。2〜3歳頃に一番多くみられますが、遅くとも7歳までには自然消失し脳障害を残すことはありません。

失神

何らかの原因で血液循環が数秒間停止したり、あるいは脳血流量が半分以下になるとめまいや吐き気を感じたり、顔色が蒼白となり意識を失い、時には体のけいれんまで伴います。
放っておいてもすぐに意識を取り戻します。原因はいろいろありますが、一番多いのは長時間たっていると血圧が下がって、いわゆる脳貧血状態となる体位性の失神です。
その他、子どもでは激しく咳き込んだ後に起こる咳失神、突然興奮したり驚いた時の強い情動の変化に伴う失神などがあります。

短時間の熱性けいれん

発熱時に数分以内の短いけいれんを起こす子どもは、10人に1人ぐらいみられます。
ほとんどは1〜2回のけいれんで7歳までに治ってしまいます。
しかし、3回以上起こす熱性けいれんは全体の約10%しかいませんので、念のため脳波検査を受けておきましょう。

下痢に伴うけいれん

冬に流行するロタウィルスによる白色便性下痢症の時に、乳幼児では熱がなくてもけいれんを起こすことが時々あります。
一時的でその後は再発がない場合がほとんどですが、念のため脳波検査を受けておきましょう。

心因性発作あるいはヒステリー発作

不安、ストレスが強いと首を振ったり、体を硬直させたり奇妙によじったりして、てんかん発作と見誤るような体の動きをします。
ただし、てんかん発作のように舌を咬んだり、呼吸を止めたり、失禁したりすることはありません。
けいれん発作そのものは心配ありませんが、心理的な原因に対する対策が必要です。

その他

熱のない子どものてんかん発作の中には、治療しないでも自然治癒する良性のものがありますが、専門医のもとで脳波検査を受け定期的に経過を診ていただいた方が良いでしょう。

心配なひきつけ

無熱でのけいれん

1回だけでなく何回も繰り返し起こす突発性の無熱性けいれんは、てんかん発作の可能性が強く疑われます。
てんかんには脳に何らかの原因があるものと(症候性)、何の原因も見い出せない体質性のもの(特発性)があります。
いずれにせよ子どものてんかんは早期発見、早期治療により約70%〜80%は薬で発作を抑制でき治癒につなげる事ができますので、すぐに専門医の診断を受けましょう。

長時間続く、あるいは繰り返し起こす熱性けいれん

発熱時に起こるけいれんでも、15分以上続いたり、何回も繰り返し起こすけいれん、また体の一部分のけいれん、あるいは一部分から全身に広がるけいれんはてんかん発作の可能性がありますので、脳波検査を受けましょう。
その他、生後6ヶ月前に起こしたり、5歳以後に初めてひきつけた場合や、精神運動発達に遅れが見られたり、神経学的な異常があったり、家族にてんかんの方がいる場合もてんかんの危険率が高いので専門医に相談してください。

その他

瞬間的に体がピクンとしたり、体全体が突っ張ったり、脱力して倒れてしまうてんかん発作があります。
この場合は発作が1日に何回も繰り返し起こりますので、すぐに専門医に相談しましょう。
その他、体のけいれんはなくても、突然意識がモウロウとしてきたり、完全に意識を失って倒れてしますてんかん発作もありますので、繰り返し同じ症状が見られる場合は、脳波検査を受けましょう。

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