架空書評勝負 結果速報


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投票結果
架空書評勝負の第1ラウンド、投票によるランキングは、8月9日深夜から26日深夜まで約17日間にわたって行われました。形式は、投票資格を特に設けず、各投票者に架空書評勝負全参加作品の中から1位から3位までを選んで頂くというものです。ランキングは1位3点、2位2点、1位1点として配点して単純集計することで作成しています。

17日間での総有効投票数は56票。結果、ランキング上位は以下のようになりました。このうち、上位6位までが勝負の第2ラウンドDASACON2会場での対戦に駒を進めています。

架空書評勝負 ランキング
順位:No.:得点 作者(選択した御題)
 1位:V14: 38 ぬーべる・給仕犬 さん(『電脳走査線ハイッバーコップ』)
 2位:V 1: 36 松本楽志 さん(『時間流刑』)
 3位:V28: 28 浅井良典 さん(『無謬の町』)
 4位:V22: 23 u-ki さん(『時間流刑』)
 5位:V10: 19 ニム さん(『バンシーの夜』)
 6位:V 8: 18 細木賢一 さん(『大宇宙の屍・完全復刻版』)
 7位:V37: 16 おがわ さん(『時間流刑』)
 8位:V13: 15 野田令子 さん(『バンシーの夜』)
 9位:V 9: 13 物体おー さん(『電脳走査線ハイッバーコップ』)
10位:V21: 12 フク@UNCHARTED SPACE さん(『大宇宙の屍・完全復刻版』)
11位:V20: 10 加藤隆史 さん(『時間流刑』)
12位:V23:  9 平野まどか さん(『電脳走査線ハイッバーコップ』)
12位:V 2:  9 雨宮孝 さん(『時間流刑』)
14位:V 6:  8 高 さん(『電脳走査線ハイッバー・コップ』)
14位:V 5:  8 溝口哲郎 さん(『大宇宙の屍・完全復刻版』)
16位:V26:  7 細木賢一 さん(『無謬の町』)
16位:V 3:  7 雨宮孝 さん(『電脳走査線ハイッバー・コップ』)
18位:V38:  6 清水賢治@没のホームページ さん(『バンシーの夜』)
18位:V34:  6 kanazawa さん(『バンシーの夜』)
20位:V24:  5 細木賢一 さん(『バンシーの夜』)
20位:V31:  5 木和田勝浩 さん(『大宇宙の屍・完全復刻版』)
20位:V11:  5 安田ママ@銀河通信 さん(『バンシーの夜』)
投票者コメントなどは後日追加します。
対戦結果
架空書評勝負の第2ラウンド、対戦は8月28日午後9時30分から、DASACON2会場において行われました。対戦は、第1ラウンドの順位に従って作られた以下のトーナメント表に従い、1対1の対戦を繰り返すことで行われました。勝敗は、ジョニイ高橋による各作品講評、作者コメント、会場からの意見などを求めた後、会場内の人々の挙手により決められました。
架空書評勝負 対戦表
  +――14. ぬーべる・給仕犬 さん(『電脳走査線ハイッバーコップ』)
  |
 +(2)
 ||+―28. 浅井良典さん(『無謬の町』)
 |+(2)
 | +―10. ニム さん(『バンシーの夜』)
―+
 |
 |+―― 1. 松本楽志 さん(『時間流刑』)
 ||
 +(1)
  |+―22. u-kiさん(『時間流刑』)
  +(1)
   +― 8. 細木賢一 さん(『大宇宙の屍・完全復刻版』)
勝負結果及び戦評
1回戦 第1試合 u-ki vs 細木賢一
徹底的に感想だけを叩き付けるu-kiさんの「読書感想文」と、頭から評であることを放棄した細木さんの「あとがき」の異種格闘戦。作者自身によるコメントがあり、またその内容が大ウケしただけに、u-kiさんの圧勝かとも思われたが、蓋を開けてみれば驚くほどの接戦となった。実は、この日唯一の好勝負だったかもしれない。
勝者 u-ki(20-20:予選結果により判定)

1回戦 第2試合 浅井良典 vs ニム
こちらも、浅井さんのショートショート仕立ての「エッセイ」対ニムさんの丁寧な「レビュー」という異種格闘戦。結果はニムさんの圧勝となったわけだが、驚いたことに各書評への投票者に対する参加者の比率は、浅井さんの作品の方が高い。つまり、浅井さんは投票者票をまとめるのに精いっぱいだったのに対して、ニムさんは会場で新たな支持者を一気に掘り起こしたということである。やはり、某女史ネタは強力なようだ。
勝者 ニム(33- 8)

準決勝 第1試合 松本楽志 vs u-ki
上位6作中、もっとも書評らしい「書評」が松本さんの作品であろう。そのスタイルはu-kiさんの入り込む評とは対照的ともいえる。その意味では、これもまた異種格闘戦である。せっかく、『時間流刑』ネタ同士というもりあがるべき対戦となったのだが、いかんせん、一方は前の試合で語りつくし、他方は会場に作者がいないという勝負だったので、あまり盛り上がらないうちに評決に移ってしまった。困ったことである。
勝者 松本(26-11)

準決勝 第2試合 お給仕犬 vs ニム
第1ラウンドで最大の読者の支持を得たお給仕犬さんと、1回戦で一気に会場の支持を集めたニムさんの対決。この日唯一、対戦の当事者がどちらも会場にいる勝負だったのだが、勝負としての盛り上がりは今一つ。そのためか第1ラウンドの支持率がそのまま反映されてしまい、バンシーファンの声も空しく、お給仕犬さんの圧勝に終った。
勝者 お給仕犬(25-12)

決勝 お給仕犬 vs 松本楽志
決勝は、結局第1ラウンドの1位、2位決戦になってしまった。本来なら、最も盛り上がるべき場面なのだが、オークション開始と風呂の時間の関係で時間が押している上、作者コメントも講評も出尽くし、盛りあげる材料が残っていない。それでも書評のスタイルの違いを題材に、対決色を出すことは可能だったはずなのだが、とんでもないことに司会はいきなり評決を取るという暴挙に出てしまった。これでは作者がこの場にいない作品に勝ち目はない。準決勝に続きお給仕犬さんの圧勝に終った。
勝者 お給仕犬(30-11)

以上のように、栄えある第1回架空書評勝負「勝者」はお給仕犬さんに決定しました。「勝者」であるお給仕犬さんには、「賞状」兼「架空書評勝負の御題作成の裏話をまとめた小冊子」と副賞として「Dr.NAKAMATU」と記載された8インチのクリーニングディスクが贈られました。
勝負を終えて
というわけで、架空書評勝負は以上のような結果に終りました。参戦して頂いた皆様、投票して頂いた皆様、まことにありがとうございました。おかげさまで、投票までは(多少の運営ミスもあったとはいえ)かなりの成功を見たと考えております。
以下の記述については後日書き直すつもりですが、とりあえず短い反省を。

第2ラウンド、会場での対戦は演出に失敗してしまいました。みなさま、申し訳ありません(平謝り)。講評担当、ジョニイ高橋氏は参戦全作品の講評を用意するなど、努力してくれたのですが、当日企画としての練り上げの不足と司会の拙さで、うまく運営することが出来ませんでした。肯定派・否定派を企画側で用意し論争させるくらいの芸は必要だったと反省しています。万が一、何かの間違いで次回がありましたら、できるかぎり改善していきたいと思います。

では、最後にもう一度。みなさまご協力ありがとうございました。
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