何の役にも立たない北海道旅行記(汗)
第4部
摩周湖リターンズ
前日に惨敗した摩周湖に再度挑戦。
朝出かける前に旅館の人から、「このあたりが曇ってるから、今日も摩周湖は見えないかも
しれないですよ」という何故か申し訳なさそうな声をかけられ、いきなり不安に。(汗)
・・・でも、負けんっ!
摩周駅のすぐ近くの旅館から、真っ直ぐに摩周湖へと向かう。
途中、だんだんと曇ってきて、さすがにちょっとあきらめモードに。
さらに山に差し掛かるときには、霧まで濃くなってきてフォグを付けないとちょっと
怖いくらいにまでなってきました。
すでにこのときには頭の中で摩周湖を通り抜け、どういった場所を回ろうかと計算をはじめてました。
・・・・・が。
どこで何を間違えたのか、だんだん第一展望台に近づくと日差しが差し込んできました。
で、駐車場についたときにはこんな状態に。
ちなみに昨日はこんな感じでしたが。
↓
日ごろの行いなど決して良いとはいえず、むしろ自信を持って「悪い」と言い張れるほどの自分ですが、
どうやらここで一生の運を使い果たしてしまったのかもしれません。
しかし、話には聞いていたんですが実際に目にするとホントに綺麗でした。
このあと十分近くはぼ〜っと言葉も無く眺めていたくらいですから。
と、ここまできてあの言葉が。
「・・・晴れた摩周湖を見ることのできた男は出世が遅れる」
・・・激しく納得。(おい
もちろんフラグの立っていない私の前には樹は現れませんでした・・・
ちょっとは期待していたんですが←おい
さて、ここで、目的すべてが旅行前半で終わってしまったことにやっと気づきました(爆)
とりあえずこの日は砂湯や川湯などをぐるっとまわり、旅館へと帰還。
明日からの予定を考えながら食事をしているときに、富良野地方がTV画面に。
ほんとうは、「似合わないけれどラベンダー畑でも見ようかな」とすこし思っていたのですが、
TVから流れるナレーションが、
「ここ富良野は、今がラベンダーのまさに見頃。カップルや家族連れが多く観光に来ています」
とご丁寧に説明してくれたものだから、一人旅の身としてはこの時点で行き先が決まりました。
・・・そうか、富良野がカップルとかでにぎわってるのなら、一人旅の私は最北端に行ってやる・・・
そして、次の日は摩周から網走に行き、そこで網走監獄などをみてから、オホーツク海をひたすら
海岸線を北上して宗谷岬を目指すことにしました。
このあとは、稚内から真っ直ぐ南の苫小牧へと向かうルート沿いにある観光地巡りに。
日本で一番低い気温を記録したという朱鞠内湖では、ちょうど正午くらいに訪れたにもかかわらず
食堂に入ったら誰もいませんでした。
・・・注文を待ちながらそこの食堂のおばちゃんといろいろ話し込んでしまいました。
もちろんその間も誰一人として現れなかったのですが。
さらに、稚内から真っ直ぐ南に下ったある市の資料館などでは、訪れたら客が一人もいなくって
私が行ってもしばらくは受け付けのねーちゃんすらいませんでした(汗)
まったりとした時間を過ごしつつ、無事に苫小牧港へと帰還しました。
正直、殆ど衝動的に北海道へ旅立ったものですから、目的地以外に対する執着があまり無いのと、
世間一般のお決まりの観光コースへそのまま行くのが嫌だったので、有名どころはそれほど
廻りませんでしたが、それでも自分で本を見ながら(見たのが普通の観光ガイドではないのですが)
気の向くままに行けたので非常に面白かったです。
あまり人気の少ないところでのんびりとドアを全開にして寝たりもしてました。
とか
・・・あともう一回くらいは長い時間をかけて行ってみたいですね、北海道。
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