イタコに英霊召還はできるのか?


仮に出来たとしても、私は最強を証明なんぞできないししたくないので勘弁してください。

え〜、「Fate/stay night」をやってなければ何の事か判らないのはご愛嬌と言うことで。

以前からいつかは行こう行こうと思っていて行けなかったこの場所にようやく
行ってきました。

  

本州最北端青森県の霊場、恐山です。

ここは一年中行けるという訳では無く、5月1日〜10月31日までの半年間のみ
開山しているということで、少し時期を逃してしまうと半年待たねばならないという
ちょっとフラグ(?)立が必要な場所だったりします。

昨年秋、何とかして行こうと思っていたのですがどうにも都合が付かずに諦めてしまっていたので
今年こそは、と妙に気合が入っていたりしました。

という事で、6月の金曜日、午後から休暇をとって今回も一緒に参加してくれるこの人の家を
まずは最初の目的地として埼玉を出発しました。

いつもは通常勤務が終了後の夜に出発して疲れが出て深夜に眠くなるという嫌な展開なのに対して
今回は明るい内、しかも半日の仕事のみだからかなり余裕で運転できました。
・・・気が付いたらほとんどノンストップで走りきってしまい、えりしゃさんの仕事が終わる前に
家の近くまで辿り着いてしまったというオチが付きましたが(汗

 その日はちょこっと近場をドライブしてそのまま宿泊し、翌朝青森へと出発しました。

 ・・・最近は高速道路と同様に新幹線も八戸まで開通しましたが(厳密には高速は八戸から
更に先まで伸びてますが)、恐山はそこから更に直線距離でも100km程度はあったりします。

 当日、関東から岩手あたりまでは雨模様だったのですが、青森地方は良い天気でした。

 途中からはご丁寧に道路に「恐山まであと○○km」と案内も出ていたのでそれほど
道に迷うこともなく午後には恐山に到着しました。
 恐山というと、みちのくの果て、人里離れ、寂しげな光景が・・・ひろがっている筈
なのですが、なんか着くなり駐車場がイベント会場風味になっていました。

   

 ・・・写真では寂しそうに見えますが、実際はにぎやかで情緒も何もあったもんでは・・・

 しかし、何といってもきつかったのは硫化水素の臭いでしょうか。
 高校時代から化学専攻で触ってきているのにどうもこの臭いは耐性が出来ないですね。

 よく周りの観光客は平気だなぁと妙な感心をしてしまいます。

 これで人気がなかったらかなり不気味なこと間違いないとは思いますが・・・

 積まれた石に刺さっている風車が風でカラカラと音を立てている様などは、まさに
いかにもという風景で妙に気に入ったり(おい)します。

   

 また、「順路」とご丁寧に書いてあるにも関わらず、逆方向から廻ったのはちとご愛敬で。

 ・・・いえ、地獄を逆に巡ると天国に行けるんじゃないカナとも少し思ったのですが、
後で考えると三途の川を渡った後で閻魔大王の審判で極楽行きになるかどうか決まるので
あんまり関係なかったのかも、と気が付いたりしました(汗

 あ、でも今までの人生、胸張って振り返えれる程でも無いから・・・・・

 また、恐山と言えばイタコが最も有名ではないかと思うのですが、当日も営業(?)を
やっていまして、何人かの客(というか参拝者)が入っていくのを見かけました。

 できれば「セイバーを召還してください(おい」と頼みたかったですねぇ。
 まぁ聖杯戦争で血みどろになるのは避けたい気もしますけど・・・

 このあと、時間的にもまだ余裕があったので同じむつ市の「むつ科学技術館」に行ってきました。

 原子力船だった「むつ」を元に装備とかを展示してあるのと同時に、科学的な(どちらかというと)
子供向けに作られているアトラクションもやたらと充実している所なんですが、これがまた結構
面白かったりします。

  

 しかも操作方法とかがわからないとちゃんとそばにいるねーちゃんが教えてくれると言うところまで
充実しています。(おい

 結局2時間くらいかけて閉館間際までじっくりと見てしまいました。

 そのあと移動途中で夜になり、十和田市内のビジホに飛びこみで入って一泊してから帰路につきました。
 ・・・ただ、夕飯を食べる場所が見つからなくってかなり困った挙句、やたらと年季の入った中華料理屋で
ハエと戦いながら食った定食は印象に残りました。

 


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