天地無用!・聖地巡礼 (岡山県内)



 思えば、いろいろと数年前からあちこち旅してはいたのですが、ここにはずっと前から行こう行こうと

思っていたのになかなか実現できない場所No.1として私の中ではリストアップされていました。

 その最大の理由は、現在の居住地埼玉県と、目的地岡山県の距離の遠さだったりします。

 距離が遠い→時間がかかる→長期休暇が必要になる(ついでに費用もかかる)という方程式が残念ながら

成立していました。

 ところが、ふとしたきっかけでこれらが解消される機会がやってきました。

 私が勤めている会社は変わっていて、社員旅行といっても全員でまとまって1ヶ所に行くのではなく、

個人が立案したプランで参加者がある程度集った場合は、会社で費用を出すから好きに行ってこいという

スタイルを取っていたりします。(もちろん開催日は全プラン同じですが)

 その中で、「京都2泊3日、現地集合現地解散、交通手段自由。1回だけみんなで食事をすればあとは

自由行動」という、もはや社員旅行という表現がどうかと思うようなプランがあったので、迷わずそれの

出席欄にチェックを入れました。

 そして、ついに辿り着くことが出来ました。

 岡山県内にひっそりと(?)建っている太老神社に!

 太老神社は「天地無用!魎皇鬼」に出てくる「柾木神社」のモデルになった神社です。

 ・・・さすがにここに来られる方で「天地無用って何なのさ?」と突っ込まれる方は皆無でしょうが、

念のためもし判らない方はこちらへどうぞ

 当日、京都を早朝に出発し、ひたすら岡山を目指して約2時間、ようやくここまで辿り着きました。

 

 私が到着したとき、ちょうど入れ違いで車が出発するところだったのですが、やはり同じように

天地ファンの方だったのでしょうか。

 ドキドキとしながら階段を上り始めます。この緊張感が旅行をしているときでもっとも気持ちの良い

瞬間だったりします。

  

 ・・・ただ、階段が非常〜に長いです。ここで一気に走ると後が大変です。

 しかし、こんな風景ありましたよね、たしか。

 そのまま気合で階段を上り、ついに辿り着くことが出来ました。

  

 柾木神社。

 学生の頃、無け無しのバイト代をLDとCD代につぎ込んだ日々が頭をよぎります(笑

 まずはお賽銭と礼拝をしてから、柱に括り付けてあったノートを手にします。

   

 実際、ノートを見ていると今でも週末毎に各地からファンの方が来られているのが良くわかります。

 ここにはノートは2冊だけだったのですが、過去のノートとかは宮司さん(?)に預かって頂いてる

との事なので、非常に理解の在る方のようで嬉しい限りです。

 

 私もちょこっとだけ書きこみさせていただきました。

 また、この社殿の脇にはちゃんとOVAどおりに祠(?)もありました。

  

 柾木神社では天地がここにあった剣を引っこ抜いて魎呼が復活していましたが、私もそんなことが

あるなら剣でも原子炉のスイッチでも触りたくなってしまいますね。

 もちろんここでも礼拝してから、今度は池のほうへと移動しました。

   

 てっきり開発もあまりされていないような池をイメージしていたのですが、どうもここ数年の間に

綺麗に整備されたみたいで、公園風に新しく整備されていました。

 この日も家族連れが池のまわりで遊んでいたりしました。

 そして、今度は魎呼が封じられていた場所のモデルとなった岩屋へと向かいました。

 ・・・が、結構距離があります。おまけに山道で、途中からはすれ違いなど不可能な一本道になるので

けっこう大変でした。途中で1台だけ運悪く出会ってしまい、なんとか退避場所になりそうな場所まで

その山道をバックする羽目になったのですが、かなり怖かったです。

 私の車(ノア)と軽トラでもけっこう際どかったので、ワンボックス同士の鉢合せとなるとかなり大変な

事になりますので、あまり普段運転となしない方は覚悟を決めて行くしかないかと思われます。

 そんなこんなでやっと辿り着きました。

   
 
 実際には「鬼の差し上げ岩」というみたいなのですが、私にとっては「魎呼がいたところ」としか

イメージが無いのですが、間近でみるとかなり迫力があります。

 天地というか、AIRの柳也と裏葉が暮らしていたところというか(おい 

 ただ、こちらは天地関連のものはほとんど無く、この脇の建物の扉にあった絵馬にそれらしきコトが

書かれているだけでした。

 このあと、清音駅とか美星町の天文台とかを回ったのですが、そちらは天地関連のものは見かけませんでした。

 

 時間があれば船穂とか鷲羽山とかも行きたかったのですが、その日のうちに京都に戻らなければならなかったので

断念しました。

 「自分にも何かこう、面白いイベント起きないカナ」などと考えながら帰路に就いたのはお約束です。


<戻る>