山形は久しぶりでした


 ここのところ青森が多かったんでちょっと別のところにいってみようか、ということで。

 さて、どこに行こうかと考えたところ、東北の地図をざっと眺めて目に付いたのが山形の
天童でした。

 はるか昔(汗)の小学生時代、将棋にはまっていた時期がありまして、そのときにはこの天童市で
毎年開催されている「人間将棋」をいつか見に行くんだ〜、と思ったものでした。

 小学校の終わり頃から今になるまでは完全にやらなくなってしまったんですが、天童の名前は
記憶に残っていました。

 ・・・いまは天童と聞くと「天童新幹線」(同級生2)とか「天童来夢」(OnlyYou)とかの
名前が浮かんでしまうダメ人間に成り下がってしまいましたが・・・

 それはさておき。

 今回も新幹線を予約して一路岩手県生息中のこのかたの所へ向かって、そこから
そこから山越えして山形県へと向かいました。

 季節は10月末ということで、もう岩手県の山間部では晩秋になろうかという時期でもあり、見渡す限り
紅葉に溢れておりました。

 

 もう紅葉も終わりの時期で、観光客もほとんどいない寂しい雰囲気が漂っていました。
 静かに冬を待つ雰囲気と言うのもそれはそれで好きなので、のんびりとドライブ気分を
味わうことが出来ました。

 結局天童市についたのは夕方で、駅前の将棋博物館に入れたのは閉館30分前でした。
 それでも嫌な表情せずに入れてくれた受付のおばちゃんには感謝です。
 ただ、どうも普段からそれほど訪れる客は多くないんじゃないカナというような
雰囲気はありましたが。

 この日は近所で夕食を取って休み、翌日は朝から山寺へと向かいました。

 山形のガイドブックに載っていて、なおかつ天童から近くて面白そうな場所と言うことで
行くことになったのですが、到着したときはまだ土産物屋もほとんど空いていないような早朝で
気分は貸切旅行のような感覚でした。
 
  

 ということで写真も撮り放題なのでずダイエット代わりにうさぎ跳びもできました。(謎)
 

 寺はホントに山に沿って作ってあるので階段がめちゃくちゃキツイです。
 最初は楽に行けるのですが、途中からは息が上がってきます。
 しかも標高が上がるにしたがって霧まで出てきてまさに秘境、という表現がはまりそうです。

  

 とりあえず汗かきながらなんとか上まで辿り着いて一休み。
 するといくつか面白そうなものが見えてきました。

 まずは下まで見下ろせるような突き出した場所に立っている能舞台みたいな場所が。
 この日は霧で下が全く見えなかったのですが、晴れた日だとさぞかしいい景色が
見られるんだろうなぁという場所です。

 

 ただし、どういうわけか屋根の桟に名刺がびっしりと刺さっていました。
 観光客が記念において行ってるのでしょうが、会社の名刺がほとんどなのを見ると
社員旅行で立ち寄るケースが多いのでは、と考えられますが。
 残念ながら直接面識のある人の名刺は見つかりませんでしたが、お付き合いの有る会社の
名刺は結構あったのには驚きました。

 それと、がけっぷちに小さい小屋があったのですが、そこに辿り着くには細い木の
梯子をわたらなければならず、そのはしごを取ってしまうとまさに隔離施設状態です。

 

 頭に浮かんだ単語は「和風カリオストロの城」でしたが。(おい
 ・・・ここに姫様はいないようですが。
 残念ながら観光ルートには入っていないので近づくことはできませんでした。

 上まで登ってしばらくするとようやく他の観光客も来始めたようで、そこそこににぎやかな
雰囲気へと変わっていきました。
 降りる途中で「あと何分ぐらいでつきますか?」といった質問もあったりして
「15分くらいです」とか返すとげんなりした顔になるおばちゃんとかもいて面白かったです。

 入り口までもどると観光バスやマイクロバスが多く止まっていたりしたので時間的には
かなりベストな条件だったように感じました。

 

 そのあと、一旦天童の市街地へと戻り、もう1箇所行きたかった「天童オルゴール博物館」に
向かいました。

 ここは非常に多くのオルゴールを実際に演奏してくれると言うこともあり、オルゴール好きの
私としては天道に行くならばここは行っておきたい、というポイントです。

  

 実際に、館内に入ると一定時間毎に展示しているオルゴールをねーちゃんが演奏するのですが、
それもそのたび毎に演奏するオルゴールが変わるので同じ館内でもねばるとかなりの数の
オルゴールの音色を聞くことが出来て得した気分になれます。
 (同じモノを使うと痛みがひどくなるから、という説明がありました)

 その後、今度は高速を使い岩手まで戻り、そこで新幹線へと乗り換えて帰宅しました。
 今回は仕事の都合で土日しか使えなかったのでかなり強行軍に近かったのですが、それでも
紅葉やオルゴールでかなりリフレッシュすることが出来ました。

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