本当は、この年(2008年)に久しぶりにフェリーを利用して北海道に行こうかとも思ったのですが、ちょうど行きたかった場所が

ものの見事にサミットが開催されるとかで変な規制も掛かりそうだったんで断念したのですが、ちょうど10月に仕事で札幌に

出張する機会ができたこともあり、何とか休日との組み合わせで2泊3日の計画を立てることができました。

 ただし、さすがにフェリーを利用することは時間的に不可能なので、現地でレンタカーを使用することになりましたが・・・


 初日は早朝に羽田から札幌へと移動し、そこでレンタカーを調達し、まずは札幌市内で仕事を済ませ(汗)、そこから一路夕張へ。

 以前は炭鉱&観光の町として、最近は残念ながら財政再建団体として有名になってしまった夕張です。

 数年前、夕張市が財政破綻で大々的に報道された日に奇しくも仕事で夕張に居たのでその記憶が残っていて、その時には時間の都合で

観光も何もできなかったのですが、いつかプライベートで行くことができればと思っていました。

 ただ、その時に行った夕張市内の仕事の相手先も昨年建築基準法の改正などの影響もあり倒産してしまいましたが・・・ 

 1日目は仕事の都合もあり、夕張駅前のホテルに到着した時にはもう夕方だったりしたのですが、その時間帯でも駅前に人影は

全然ありませんでした。

 というか、駅前の入り口にこんなものぽつんとあったりするのがさらに淋しさを増していますが・・・ 

   

 ついでに、時刻表もちょっと淋しいような気もします。


 時間があったので、そこから市街地へと歩いて散歩することに。

 途中、川の近くに野球のグラウンドがあったのですが、経費削減の為か、完全に整備も放棄されていて荒地となってました。

 (肝心の写真を撮り忘れていましたが)

 

 また、映画の地ということもあり、看板もあちこちに見られました。

 

 平日ということもあり、肝心の観光客は殆どいないようにみえましたが(というか人影自体もホントにまばらでした)


 翌日は、まずは夕張めろん城へ。

 

 めろんの醸造設備を見学できるということで面白そうだったので行ったのですが、確かに館内に見学ルートもあって設備もガラス越しに

見ることができてよかったです。

 

 何より客はおろか従業員も土産物売り場以外で見かけなかったので貸しきり感覚なのが良かったです。

 まぁあと1週間足らずで今期の営業を終了する予定だったらしいのですが。


 その後、石炭の歴史村へと向かいました。

 当日は時々冷たい雨の降る天気で、昼間でも息が白くなるような寒さでした。 

 やはり平日&悪天候&営業期間終了間近という事からなのか、駐車場には車が数台しかありません。

 

 こちらとしては空いていて嬉しい限りなのですが、今後のことを考えると少し心配したりもします。

 中には石炭博物館や炭鉱生活館をはじめ、炭鉱・石炭に関する資料があり、博物館としてはこれだけでも十分かとは思うのですが、

他にも世界の剥製館や化石館などあるいみいろんなものを詰め込みました的なものもあったりします。

 

 ホントはロボット大科学館に行きたかったのですが、財政破綻後は閉館し、2008年3月には解体されてしまっていたのでいまはその

跡地だけが残っていました。

 ということで跡地の写真だけは撮ってきました。

 

 一番迫力があったのは石炭博物館内の模擬坑道探索ですが、実際に貸し出しのヘルメットをかぶって暗闇を歩くのですが、これが

特に観光客が誰もいない状態だったので余計に不気味さを感じました。

 

 

 しかもいちおう照明も自動で点くのですが、ゆっくり歩くと歩き終わらないうちに消えたりします(汗

 さらにまわりに誰もいないので自分が先へと歩かないとまっくらのままというかなり不気味な状態です。

 もしヘルメットの照明まで切れた場合は携帯電話を明かり代わりにするしかないかと考えながら進んでました。


 その後、夕張をはなれ、むかわ町へ。

 本当は夕張に温泉旅館でもあればとおもったのですが、当日宿泊可能で露天風呂がある施設が夕張市内で見つからなかったのと、

翌日の朝にはレンタカーを返却して飛行機で羽田へ戻らなければならなかった為、比較的千歳空港に近く、なおかつ露天風呂が

あるという条件で見つかったむかわ町内の施設で泊まることになりました。

 来てから知ったのですが、ここはししゃもの産地として有名だったようで、町内のあちこちでししゃもの販売をやってました。

 ということで、町内でみかけた土産物屋でししゃも寿司(こんなものがあるのを初めて知りました)を食べたりして観光をしてました。

 

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