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(恋の歌と戯れ歌 種別順へ)
LV = 恋の歌 MK = 隠し文字 OR = 折句 ZU =
前の方の歌を受けての戯れ歌 TA = 自然その他
2010.07.31 LV 名も知らで尋ねし人は予てより 吾が秘め恋ひし但馬姫とは
2005.10.05 LV 雲の上に隠れて直に逢へずとも 耳に残るは君が歌声
2005.09.17 ZU 秋刀魚より私ゃ尾張の鯱がいい 煮ても焼いても中は金無垢
2005.09.06 ZU 不景気の上に誤算の夏枯れや 続く嵐にあぁ店仕舞い
2005.08.28 ZU メール語で桶はOK又は らの 鯖はサーバー みかか これ何
2005.08.22 ZU 月見酒ゆでたタマゴで舌鼓 タマゴ切ったらこれまた月見
2005.08.02 TA 蝉の音もまだ消えやらぬ日暮れ時 何処で啼くや鶯の声
2005.07.14 ZU 隠しおきし大福餅を食べられて 腹減る時そ目に浮く涙
2005.07.06 LV あと一日待てば一年の夢叶ふ 君待つ川に雨な降りそね
2005.06.30 ZU 駆け足で青春どんどん逃げて行く 負け犬は嫌 急がなければ
2005.06.23 LV 夏風に見遣れば名ぐはし酔芙蓉 思ひ出るは妹が顔
2005.06.19 ZU 昔見た懐かし洋画を書き綴り 書加へたる あの日の思い出
2005.06.07 ZU 空き王手 持駒歩だけ打てば二歩 継ぐにも継げず だけど置いたか
2005.06.07 TA たとへ足腰は病むとも笑顔さへ あれば充分それで満足
2005.06.04 TA ついに行く道は近しと思ひきは はつかな傷も癒えぬこの歳
2005.05.11 LV 見てしより日長くなれど暇無み 来じとは君が偽と知る
2005.05.05 ZU 悲しきは神も仏もない報道 若き魂何処を彷徨う
2005.05.02 TA 夏野菜の苗あれこれと植えし後 天の恵みか今朝の五月雨
2005.05.02 TA 五月雨に膨らみ思い浮かべるは 甘くて辛いオニオンスライス
2005.04.15 ZU 我を見て くすくす笑う女がいる 前に用心 社会の窓に
2005.04.15 ZU 野に出でて花を手にとり皆遊ぶ すくすく育て幼子たちよ
2005.04.11 ZU 三界に家のないのは過去のこと 離婚二回で豪快な家に
2005.04.11 ZU 君待てど待てど来ぬ人3時間 私ゃ怒った奴は放っとけ
2005.04.06 ZU 一生に3回結婚する人も 逝くは1回これは公平
2005.04.05 ZU 出産や結婚式や喜寿祝い 今すぐ欲しい私の香典
2005.04.04 ZU 女房のヘソクリ見つけシメシメと よくよく見れば俺のヘソクリ
2005.03.28 TA 古稀はまだ老いではないと縁側の 陽だまりに座し手の甲さする
2005.03.25 ZU いま少しソフトに出来ぬもんかいな 何が正義で何が貴いか
2005.03.24 LV 未だ見ぬ未だ渡らぬ太田川 妹住む方と聞けば懐かし
2005.03.21 TA 裏通り 角を曲れば尼の寺 沈丁花咲く静かこの町
2005.03.14 ZU 宿命や肩を叩いてセクハラに 肩叩かれてリストラに死す
2005.03.13 ZU 白のない国士無双でリーチかけ 捨て場を見れば既に4枚
2005.03.07 ZU 白い肌 豊かな胸に布ポツリ ビキニ姿を振り向くは誰
2005.03.02 LV 年ふれど花間を通う春風に 乗りて届けと妹が名を呼ぶ
2005.02.24 ZU おぉ神よグリーンジャンボ宝くじ 当たれば更に崇め奉る
2005.02.21 ZU 回文は七福神と宝船 波乗り船の音のよきかな
2005.02.15 ZU イチヂクを隠れて食べていたワシや 嫁に内緒で食べる幸せ
2005.02.13 ZU 三十一の文字で通じるこの世界 金をかけずに出来る楽しみ
2005.02.07 ZU 新三郎 愛した人は雪ならで 露とし消へし牡丹灯篭
2005.02.02 LV 北風な吹きそ今朝咲きし梅の花 去年春植へし君見るまでは
2005.02.01 ZU 清水の三年坂でつまづけば 命縮まる疑ふなゆめ
2005.01.28 ZU 願はくば あなたの重荷になりたいの たとへ捨てても恨まないから
2005.01.17 ZU イクラ麺 真っ赤な卵 青いネギ 食べてみたいな こんなウドンを
2005.01.01 TA 新しき春を迎えて東の 陽に手を合はせ幸せ祈る
2004.12.31 LV 徒に恋路彷徨ひ年振れど 忘れがたきは君が顔
2004.12.26 ZU 役人や為政者のみが功なりて 弱き庶民の万骨は枯る
2004.12.22 LV 独り聞く大晦日の鐘の音に 妹をし思へば心悲しも
2004.12.20 ZU 喫煙は喉に悪いと知りつつも 風邪ひいてさへ止められませぬ
2004.12.17 ZU 人形を雨の溜まりに落っことし エンエンと泣く隣のみよちゃん
2004.12.09 ZU 明日こそ裂こう裂こうと思いつつ 未だ裂けないあの日の写真
2004.12.05 LV 願ひ込め三十一文字で伝へども 想ひ足らずか人は返さず
2004.12.02 ZU くじ運が悪いと嘆いていたら妻 そんなことない私を当てたと
2004.11.26 ZU 若い頃うっとり見てたあの娘の目 思い出します最初のキッス
2004.11.19 LV 寝もやらで吾が思ふ人にひたぶれど あひ見るよしのなきぞ悲しき
2004.11.17 ZU 我が里は継体天皇ゆかりの地 時は流れて川も流れて
2004.11.12 MK 想ひ出に紫蘭香るや吾を見て 一緒に笑ふ妹が面影
2004.11.11 ZU いつの世も何故か悪女はみんな美女 目尻下げ追う明智小五郎
2004.11.08 ZU 荒波に大奸物の船乗りは 飲めど酔わない海賊黒ひげ
2004.11.07 ZU 腹すえて暫し正座で鼓打ち 敦盛舞ふや織田の信長
2004.11.05 ZU 近鉄をなくした後はダイエーと 西武消えるか今朝の新聞
2004.11.02 LV あの頃は言えなかったの でも今は 目を見て言えるわ片恋のこと
2004.10.31 LV 去る彼に嘘泣き涙見せるため そっとポッケに秘めしタマネギ
2004.10.31 LV 思へども妹は知らずか恋ふ闇に 彷徨ふ我を想い賜わぬ
2004.10.30 ZU 爺も婆も同窓会では紅顔の 若き少年 麗し乙女
2004.10.26 ZU 金さんが片肌脱いで啖呵切りゃ 白州に舞散る遠山桜
2004.10.21 ZU 年振れど何を隠さむ好きは好き 共に老いなむこの妻は妻
2004.10.12 ZU 私ゃ酒 妻は珈琲 嫁紅茶 息子牛乳 四色朝食
2004.10.05 LV 君が手と唇刺したその蚊なら 我が身のどこを刺そうとままよ
2004.10.01 LV 貧なれば旨し肴はなけれども 妻が酌するこれそ味酒
2004.09.28 LV 秋雨な降りそ草木の萎るとも 妹が涙の袖干るまでは
2004.09.28 TA 食べ残すことが出来ないあの頃を 思へば思ふもったいないと
2004.09.19 ZU 秋なのに三十一度は度が過ぎる せめてほどよい秋雨もがな
2004.09.17 LV 想ひつつ見遣れば名に負ふ酔芙蓉 まだ逢ひも見ぬ妹が顔
2004.09.08 ZU 毛は薄く目と耳と歯はガタガタに なれど気ばかり二十歳のつもり
2004.08.28 LV 別れの日それは誰もが一度会う 恋した証 思い出すため
2004.08.25 LV 見まく欲り妹住む方を眺むれど 遠くしあれば行くすべも無し
2004.08.10 LV 見まく欲り待宵草は夏の夜の 夢にも見へず何処にや咲く
2004.08.03 ZU 亜麻色の髪の乙女に無縁坂 希望と夢をあきらめないで
2004.08.03 ZU 太陽がくれた季節へ逃避行 あの素晴しい愛をもう一度e
2004.07.27 ZU もう三月待てば星影も変わって 運が良けりゃ あなたの心が戻るかも
2004.07.23 LV お別れは秋にしましょう今は夏 枯葉舞うまで恋人でいて
2004.07.19 TA 漬け物をつけるこの手もぬかみその 香りも味もこの腕自慢
2004.07.18 ZU 夏の酒 何はなくとも冷奴 浴衣に団扇 朕は幸せ
2004.07.13 TA 京の朝 梅雨空あけて夏は来ぬ 間もなく聞えるコンチキチンの音
2004.07.12 ZU 3時まで寝ずにTV見てたけど 残る1つの議席は見れず
2004.07.11 TA 唐崎の湖畔の松のその夜雨に 禊ぐ流れは佐久奈度の下
2004.07.09 ZU 眺めても登ることない富士の山 見たくないゴミ見ないに如かず
2004.07.06 LV 忘れないまだ若かりしあの夏の 二人で泳いだ河野の浜を
2004.07.03 LV 若さゆえ一度は出逢う別れの日 恋した証思い出すため
2004.07.03 TA 想い出は消える日なんてないのよ 岸辺の花がまた咲くように
2004.07.02 ZU 今日限りまた今日限り明日も尚 果たせぬ誓いこれが禁煙
2004.07.02 LV 別れの日気づかれないよう手の甲で そっとぬぐった私の涙
2004.06.28 MK 点とらぬ巨人打線や何のその 久保田抜きでも怖くないわよ
2004.06.27 MK 阪神が巨人に勝つと信じよう 外野席券さへ買わずとも
2004.06.25 MK いつか来る住宅土地は格安で とにかく進め区画整理よ
2004.06.24 ZU 枝束ね京の柳の縁結び うっかり3本三角関係
2004.06.23 LV 夢に見し妹が姿を留む間は 時雨な降りそ面影見へずに
2004.06.22 ZU 妻ゴロ寝われは米とぐ井戸端に 集う仲間の愚痴種は妻
2004.06.22 ZU 平成の世に手児奈の影あらば 金のわらじを履くも厭はじ
2004.06.21 ZU 井戸枯れて井筒も破れまろが腰 曲がりて妹の髪に白波
2004.06.21 TA 真間の井も枯れて汲むべく水なくば 我が恋ふ手児奈 何をやなすべき
2004.06.20 ZU 手をつなぎ通ひし双葉幼稚園 今や白髪とこの無精ひげ
2004.06.17 ZU 音すれど影も見えねど香り来る 俺は知らない私じゃないわ
2004.06.17 ZU 風呂の湯に匂ひおこせよ丸い泡 姿なしとて匂いな忘れそ
2004.06.13 LV 風に寄せ岸なる君に波寄せど 想い届かぬ片瀬波かな
2004.06.12 TA 蛇の目傘かざし人こそ羨しけれ 破れ傘させし若き日の母
2004.06.07 TA 悪し心 我は持てるも悔まずは 善き心根も共に持てるを
2004.06.03 ZU 満月を誰と見るかと尋ねしは もしや汝は跳ね兎かな?
2004.06.01 ZU 天国も地獄の沙汰も金次第 三途の川も金がなくては
2004.05.29 LV 別れの日わたしは見たわ次の角で 振り向いたまま動かない人
2004.05.27 LV 振り向いておくれと君に鈴ふれど 鳴らぬは悲し白き鈴蘭
2004.05.26 TA リラ冷えの朝竜胆に霜の降る 早や咲かまほしルピナスの花
2004.05.22 TA 鍬置きて額の汗に手をやれば 茄子畑渡り初夏の風吹く
2004.05.20 LV 見てしより日長くなれど人目多み 人をし問はにまた帰り来ぬ
2004.05.20 ZU 吾が畑 野草はそれが若芽でも 根ごと刈取る我そ鬼爺
2004.05.17 ZU 悟りをば誰か知らましすべを無み 鳥と語らひ花と語らひ
2004.05.12 TA 田緑の苗間の水に鳥降りて 何を求めむ声のみすなり
2004.05.09 TA 田に早苗 明るい雨の降る畑に すくすく育つ夏野菜苗
2004.04.26 ZU 忘れたら象牙の船に銀の櫂 月夜の海に漕ぎ出るべし
2004.04.25 ZU 願わくば男の腹は据わるべし みぃが座れば牡丹のごとし
2004.04.24 ZU 三年も通院すれど歯が痛い 夢であったらいいのに現実
2004.04.20 ZU 夢の中百円玉が落ちている 拾へどなんとなんぼでもある
2004.04.20 LV 恋しきは夢にのみ立つ妹が影 夢にな終りそ直に逢へる日
2004.04.15 MK 山之辺の清き丸屋に秋去れば 芦葉の下に雁ぞ鳴くなる
2004.04.12 TA 逢へずとも幼き頃の里の野を 走り遊びし春な忘れそ
2004.04.07 LV 待てど来ぬ人をし松の緑葉に 散りける花そ枝に還らず
2004.04.06 TA 里の湯で中学校の同窓会 夜は更けども話は続く
2004.04.02 LV 一片の花あらまほし君が手を 近み風間に舞ひて落つらむ
2004.03.30 ZU また今夜 送別会で飲めるのだ 4月4日は同窓会だ
2004.03.30 TA 懐かしき花筐公園 今頃は 誰も見上げる薄墨桜
2004.03.29 ZU 蓄へもなく膨らまぬ空財布 寒き懐 春は来れど
2004.03.26 OR 名ぐはしき彼の信濃路に絵を描かむ 咲き乱るとも散らずあらめよ
2004.03.25 TA 酔ひしれて帰って来ても見てしまう 三十一文字の仲間の頁
2004.03.18 LV 泊まらずに帰ると言へば意地悪と つぶやく人の目に浮く涙
2004.03.16 TA ぎぼうしの芽も膨みて鳥鳴けば 何しか思う若き日の歌
2004.03.16 LV 青春の夢に流るる里の川 そのほとりにてスミレ摘む君
2004.03.15 TA 野辺に咲く桃色レンゲ黄は野げし 薄紫はオオイヌノフグリ
2004.03.05 LV 花咲けばかにもかくにも帰り来むと 契りし君は今や何処に
2004.03.04 TA 古枝に葉なく咲きける桜花 散りてし後に我は葉を見む
2004.02.27 LV 梅の夜のはつかに見へし妹が影 我忘れめや年は経るとも
2004.02.24 TA 梅つぼみ雨水過ぎればすぐ弥生 移り行く時忘れ花見む
2004.02.23 TA ギボウシの芽が顔出せばそこに春 百花繚乱待つ間もこれ花
2004.02.15 LV 妹が香に似し花遅み早咲けと 祈ひつ今日も独り飲むなり
2004.02.13 TA 野に出て若き日偲び花摘めば 近代文化おぞましと思ふ
2004.02.11 ZU 七輪に練炭入れて火をつけて 豆炭焼いて炬燵に入れた
2004.02.10 TA 忘れずにこの如月の庭に咲く 蕾多き木 花の落ちれど
2004.02.09 LV 君が手をいつとか待たむ春の宵 せめてこの夜の夢に立ちませ
2004.02.06 ZU 蹴飛ばすなTVに何の罪もなし 蹴られたTVとんだ迷惑
2004.02.05 ZU 見渡せど やるべき仕事何もなく TV横に見て今日も暮れ行く
2004.02.02 TA 花咲けば我もいづれにや見に行かむ 梅は京都か桜は飛鳥
2004.01.28 LV 花降れば胸に秘めてし我が想い 君に届けと風に頼まむ
2004.01.27 ZU 近かればストックポピー見に行かむ 庭の椿の蕾で我慢
2004.01.21 ZU 安い店 食べた魚で腹こわす あたらないでね食あたりには
2004.01.20 ZU 3億円あたる人なら既に金 30億円持っているかも
2004.01.20 ZU はなさんにお世話になってる御礼に 気持ちだけですホンの10億
2004.01.20 ZU 私ならポンと全額寄付するよ 持ってないから言えるのだけど
2004.01.19 LV 相思はぬ人に手向けむ梨の花 君が心はほかにぞあれば
2004.01.19 MK 袖振れどいづく吹く風 紫の 蘭の花咲く君が顔
2004.01.19 ZU 日曜日年賀葉書の抽選日 下2桁を先ずは照合
2004.01.14 ZU 年振るに浮気心は尽きぬとも 先立つものと鏡うらめし
2004.01.13 TA 霞立ち畝傍の山の雲の間に 若き血潮の春の陽の照る
2004.01.13 TA 左義長や幼き頃の思い出は 中まで焼けぬ竹先の餅
2004.01.10 ZU 銀幕で踊りし足長おじさんと 足長美人レスリー・キャロン
2004.01.09 TA たらちねの母待つ家に子は帰る 顔を見せればそれが孝行
2004.01.08 ZU 我が妻は五十路を迎えしそれからは 十年経ても四八と答える
2004.01.08 ZU 世が世なら光源氏と業平が 3月3年TV独占
2004.01.08 LV 汝が姿ある筈なきにさりともと 探し求める人込みの中
2004.01.08 LV 覗き見つ声を限りに背戸で鳴く 寒さ忘れし山ほととぎす
2004.01.06 LV 頬染めし君が顔 遠に見つ 篠笛吹くや梅が枝の蔭
2004.01.05 LV 恋しきは君が袖が香うばたまの 夢に匂ひし君が袖が香
2004.01.03 LV 春は恋 見初めし去年を忘れめや 青き木の芽も ほころび初めば
2004.01.01 TA 新しき年は明けたり孫も子も 寿ぎ詣でる初日の出かな
2003.12.31 LV 未だ見ぬ人を恋することやある 君がみ歌を聞きしばかりに
2003.12.31 LV 恋に恋ひて恋を詠むこそ楽しけれ 齢は知らずいづくか知らず
2003.12.29 TA わが町に花の降るやと思う間に 消えて儚き淡夢のごと
2003.12.27 TA トンネルを抜ければ眩し銀世界 山も畑も木々も川原も
2003.12.27 LV 知る人もなき北陸の冬の旅 君を想ひつ一人湯に入る
2003.12.27 LV 旅寂し訪ねし来れば雪の降る 妹共もがな山代の湯
2003.12.25 TA 行きたくはなけれど迎え来る日は 何をや持たむついに行く道
2003.12.24 ZU ヴェラクルス ゲリークーパー ランカスター忘れがたきは戦車ベン・ハー
2003.12.23 ZU 水曜日もしもこの日が休みなら 暦の色は左右同形
2003.12.22 ZU 水底に沈みて嘆く人麻呂を 想い染めたか人魚乙姫
2003.12.21 ZU 鴨山を詠みてし後の人麿は 龍宮城で歌うとか聞く
2003.12.20 TA 押し迫り床屋へ向かふ休日の 空より白き花ぞ散り来る
2003.12.18 OR 過ぎし日を手折りて数う君の家ゆ 立ちてしよりは寝るも虚しき
2003.12.18 ZU 姑は柿が大好き牡蠣嫌い それを知らいで嫁勤まるか
2003.12.18 ZU 柿と牡蠣 違えて買へば姑に 文句言はれて泣くに泣かれず
2003.12.15 OR 金かけて楽することは避けるべし いざ耐え抜かむ老けし今をも
2003.12.15 TA 古のかきつばたには及ばねど 頭に据ゑて読める戯れ歌
2003.12.11 OR ぼろ家の母屋の軒を眺むれば 煤ぞ積もりて山となりぬる
2003.12.11 ZU 給金と縁なき身こそ悲しけれ あやかりたきやボーナスとやらに
2003.12.09 TA WEBの上で詠ひ始めし今一期 一会の意味がしかと身にしむ
2003.12.09 LV 戸あければ別れし人の香ぞ残る 声なく暗く寒き部屋かな
2003.12.08 TA 知己逝きて送りし昼の帰り路を 氷雨な降りそ袖乾かずに
2003.12.08 TA 餅つきの音なき師走の去り来れば 面影ばかり残る昔日
2003.12.07 LV 吾が腕を君がみ腕に巻きつけて 寄り添ひ歩く冬の道かな
2003.12.05 ZU 烏賊として生まれし我も干されれば あたりめスルメと人は言うなり
2003.12.04 TA 昨日拭きし机の上の陽だまりの 暖かき朝 埃や光る
2003.12.02 LV 君が往き如何に聞くべし一人夜の 大晦日の長き鐘の音
2003.12.02 TA 来ずばただ花の明日のみ哀れむを 身も哀れめと年の瀬や来る
2003.11.29 ZU お坊さん わしに念仏するときは 線香要らぬ煙草焚くべし
2003.11.27 ZU われも喰う石焼芋の呼ぶ声に 昨日誓ひし夢も忘れて
2003.11.27 ZU 世の中に煙草なければ銭貯まる 値上げをすれど出来ぬ禁煙
2003.11.27 LV 夕餉待つ釣瓶落としの夕暮れに 湯気の向こうで微笑むは誰
2003.11.26 TA 暦見ればすぐにも冬の訪れむ しばし続けよ秋晴れの朝
2003.11.25 LV まだ咲かぬ椿の庭に冬が来て 春には帰る夫を思ふ
2003.11.25 ZU 丸無くも世間喜ぶ連休なれば 行ける当ない旅チラシ見る
2003.11.25 TA 問ふ人のあるをうらやみ白地図の 涙ににじむ哀し旅の字
2003.11.24 TA 冬の田に餌をついばむ群雀 早く巣に去ね日の落ちぬまに
2003.11.24 TA 裏庭の椿の蕾硬ければ 花咲く日まで幾夜待つべき
2003.11.22 ZU 金かけてやっと集めた視聴率 金はかけずも駆ける醜聞
2003.11.22 TA 三拾と一字で話す掲示板 かくも楽しいものとかは知る
2003.11.21 ZU 眼鏡屋がなければ久米の仙人も 年経るごとに眼は悪くなり
2003.11.20 TA 我もまた三十一詠まむ先達の 長き苦労の道知らずして
2003.11.20 ZU 大根が主の足見てつぶやいた いや貴女にはとてもかなわん
2003.11.19 TA 引き抜いておくれとばかり青首を もたげて伸びる冬の大根
2003.11.19 TA 風に遊び屋根を飛び交う雀たち ここへ降り来よ餌をあげるから
2003.11.19 TA 柿の木に2つ残った柿の実は 寒さをしのぐ夫婦柿かも