祝!2000年、ということで(というか意味はない)、99年のアニソンを 振り返って考えてみようとか考えていたりして。
といっても、作品数が尋常じゃないくらい多いうえ、
1つの曲が流れる期間が短くなってきているため、相当な数に上っています。
そんな中から選ばなければならないのですから、難しいことこの上ありません。
個人的には「ゆうせん」を聴く環境が整ったため、数多くのアニソンを聴くことが
できた(アニソンチャンネルがあるので)はずなのですが、
その割には98年に比べると「これ!」という曲があまりなかったような気もします。
カラオケに入る曲も少なくなっている(要するにメジャーなところしか入らない)し。
その一方で、99年1月から9月までフジテレビ系で放送された「快進撃TVうたえモン」の
功績(?)で、アニソンが「よのなか」(某社会学者に言うに近いものはある?)に
認知されるようになりましたが、それがアニソン全体の評価には至らず
(やっぱりサブカルチャーなんだという点を強調したところもあった)、
最近の「こんないい感じの曲もアニソンなんだ!」という曲はほとんど無視されるなど、
とにかく、なんだかがっかりな1年だったのではないか、と思っているところなのです。
まあ、文句を言っても始まらないので、いくつかの曲をあげて、コメントをくれていきましょう。
『HI!HO』(宇宙海賊ミトの大冒険OP)
曲調といい歌詞といい長さといい(っていうか短すぎ)、アニソンらしいアニソンですわな。 まあ、作品自体の感じと合ってていいと思います。 続編(宇宙海賊ミトの大冒険2人の女王様)のOP(『COSMIC LOVE』)も同様です、はい。
『PEACE OF LOVE』(神風怪盗ジャンヌOP)
小学生(高学年)から中学生の女の子をねらってSHAZNAなんだと 思うのですが(EDも同様)、もともとの時間帯の特性と作品の内容 (原作はそんなに低年齢向けというわけではないようなのですが) を考えるとちょっとミスだと思います。 いや、曲はそれなりなのですが。
『おジャ魔女カーニバル!』(おジャ魔女どれみOP)
作詞作曲が『LaLaLa〜くちびるに願いをこめて〜』(魔法のステージファンシーララOP) のコンビ(大森祥子・池毅)ということもあり、同じくらいはじけた曲になっています。 あに・おとうと両氏は運動会ダンスの曲だったので思い入れも深いようで、 今でも聴くと思わず体が動いてしまうそうです。 こういう曲は先程の『PEACE OF LOVE』を考えるといたって妥当なように思えます。
『Butter−Fry』(デジモンアドベンチャーOP)
比較的普通っぽい曲でしょうか。個人的にはいいと思うのですが。
『ドリルでルンルンクルルンルン』(D4プリンセスED)
……確かにアニソンじゃなきゃこういう曲はないです。でもなあ。 はじけてるという点では『おジャ魔女カーニバル!』と同じなのだが、 ねらってるところが違うからな。それはそれでかなりイヤミである。 これを普通の声の人が歌ってたりするとこんなにウギャーとはならないんだと思います。 だから曲として評価するのは無理があります。
『だって、大好き』(天使になるもんっOP)
作品と合ってることは確かなのだが、かなりねらっている。
『永遠という場所』(コレクターユイOP)
「福耳」のメンバーなのに、この段階では結成前。 この時点でそのレーベルで売り出していればもっと知名度は上がったのかなあ?
『サバイバル』(KAIKANフレーズOP)
まずメジャーなところを使っておいて成功した、といったところでしょうか。
『ターンAターン』(∀GUNDAM OP)
力がこもっている(いろんな意味で)。
『あしたへのじゅもん』(ムーぽんOP)
前田愛(声優のほう、っていちいちことわりを入れなければならないところがつらい) はいつの間にこんなに人気者になったんだ?ということで、これもはじけています。
『アシタノキミ』(スーパードールリカちゃんOP)
そんなにぷりぷりにアイドルみたいに歌わなくても……あ、ぷりぷりにアイドルなのか(笑)。
『智恵と勇気だ!メダロット』/『やっぱり君が好き!』(メダロットOP/ED)
いい感じです。なぜイッキはうたっていないのか。もしかして温存?
『明日にとどけ』(POWER STONE OP)
曲はいい感じ。作品と合ってるかどうかは全く別問題ですが。
『クロール』(エデンズボウイED)
個人的には99年のアニソンの中で最もいい感じの曲です。おすすめ。 the water of lifeってグループだと思ってたら、一人らしい。
『Wild Flowers』(ゾイドOP)
歌詞がある意味前向きで非常にいい感じです。曲調もいいですね。
『おはよう。』(ハンター×ハンターOP)
アニメではサビしか使われていないので、カラオケでいきなりは歌いにくい。フルコーラス聞くと普通な曲だが、そこがいいところ。
『Love,Yes I do!』(魔術士オーフェンリベンジED)
オーフェンの曲は結構いい感じのものが多いです。その中からあえてあげたのですが、 高音部を無理して歌っているような感じがいい感じ。 ところで次のEDはプッチモニか?だったらおもしろいぞ。
『スフィア』(未来少年コナンUタイガアドベンチャーOP)
ふわふわしてて透明な感じでいい感じ。オーフェンリベンジのと連続なのでそのままTBS。
『kissからはじまるMiracle』(鋼鉄天使くるみOP)
どうしてこの時間帯(WOWOW)はこういう撃沈系の曲を流すんだ。
後日談:こんな曲がなんと「HyperJOY」(JOYSOUND上位機種)に入ってた。もちろん歌ったが、むなしい(笑)。