こけた茶屋料理集 その10
ミレニアム4月改編アニメについて考える2000.5.28


 4月の改編期からもう2ヶ月。ということで、新アニメの感想などを。

だぁ!だぁ!だぁ!(BS2)

 『カードキャプターさくら』が大人気のうちに終了、こういったあとの番組はなんかプレッシャーが かかって大変だけど、健闘しているのでは?と個人的には思っています、というか大ウケ。
 「赤ちゃんネタ」は、『なかよし』的には『おジャ魔女どれみ#』とかぶっていないか?とか 思いつつ、過去の名作(だよね?)『ママは小学4年生』と似ていたりいなかったりで、 まあとにかく、ラブラブでよろしい、の一言につきまする。へなへなな動きも楽しいです。 OPも「ぎゃー」という感じ。

ゲートキーパーズ(WOWOW)

 見ていて「イクサワ」と言われると「ウブサワ」としてはなんか間違えて呼ばれたようで 怒りを覚えます。が、同じ「生沢」のよしみなので録画してあげています。
 ED(スタッフロール)が長いなあ、もっと早くロールアップできるだろうに、と思っていたら、 いつの間にかOPがつき、EDも普通になっていました。 きっと「放送開始時には動画ができていなかったんだよぅ」というオチなのでしょう。 名だたる映像集団としてはちょっと。まあ、本編は映像的に力が入っているようですが。

ドキドキ伝説 魔法陣グルグル(TX)

 94〜95年放送時と比べ、局が変わろうと声が変わろうとデジタルペイントになろうと、 ノリが変わらないのであまり違和感なく見ることができます。 原作を知っているので、今後が楽しみです。
 しかし、そのまま続き(原作で言うと5巻以降)から始めるというのは、 前作や原作4巻までを見ていないと分からないところとかも結局出てくるし、 逆に見ていて知っていた人には、前作32話以降(内容がオリジナルになったところ) で使われていたネタが使い回されていたり(なかったことになっているのかな?)と、 どっちにしても苦しい部分はあるでしょう。でも面白ければ関係ないでしょう、うん。
 あとは最終回をどうするか、だな。(今から考えなくても……)

銀装騎攻オーディアン(WOWOW)

 1回だけ見た番宣CMで「ロボットが出てきて、オンナの子がたくさん出てきて、 ファンが見る上ではこれしかない!」的なことを言っていたのが、私の逆鱗に触れたため、 見ていません。っていうか、そういう作り方しかできないんでしょうね。

陽だまりの樹(NTV)

 NTVの深夜は挑戦的なものを放送するので、その辺、視聴率主義の割にはいいと思います。 でも、初回でサブタイトルを最後に出す(最近結構多いんだよね、こういうの)のは どうでしょうかねえ。新聞で「見出し」が「本文」の後に来るようなもんでしょ。 管理のためだけなら出さなくてもいいじゃん。 また、おことわり(内容・思想に一部史実と異なる部分があるが原作に忠実に作っている、 という旨)も最後ではあまり意味がないと思うなあ。

タイムボカン2000 怪盗きらめきマン(TX)

 過去作品から引っぱってくる、という流れはもう止まらない感じですな。 まあ、シリーズの流れをそれなりに踏襲している(悪玉トリオ(声も)や山本まさゆき節など) し、話も分かりやすいから、いい感じではあると思うのですがね。でも言いたいことは山ほど。
 どんな視聴者のためにわざわざ復活させたのかなあ。今まで見ていた世代向けなの? それとも過去の名作を新たな視聴者(今の子どもたち)に知ってもらうため?
 だとしたらなぜ女の子が主人公(きらめきマン1号)なの? ファン向け(という表現もどうかとは思うが)なら分かるが、今まで見ていた世代や、 子ども(とくに男の子)には違和感があるのでは?基本的に怪盗はメインが女でなければいけないのか? そうかもしれないけどさ(笑)。
 そもそも何をもってタイムボカンなのか?過去シリーズの中で『ヤッターマン』を除き、 時間移動がメインである。今回は2号が未来の人間らしいが、メインの活動の中でタイムボカンしてない。 それだったら『時空探偵ゲンシクン』のほうがよっぽどタイムボカンしているような気がするが (悪玉トリオもいるしね)。
 ナレーションは富山敬が亡くなっているので、滝口順平が当たっているが、 悪玉のボス(ドグリン様)も兼任は子どもには「?」でしょう。 それともっと『ぶらり途中下車の旅』的な味を出して欲しいな。
 と、文句を付けてばっかりですが、面白いです、はい。

トランスフォーマー カーロボット(TX)

 安直なネーミング、と思ったけど、トランスフォーマーの基本はこれなんですよね。 むしろビーストウォーズの方が異色だったわけで。
 これも過去作品から持ってきて、という形に入るでしょうか。 っていうか、昔の鋳型を持ってきてロボットを作っているんでしょうか、タカラは。

サクラ大戦(TBS)

 がんばれSEGA。とはいってもアニメをやったからといって新たな購買層が増えるとは思わないが、 どうなんでしょうか。

BOYS BE...(WOWOW)

 個人的にはツボ突きまくりのはずなのに、あまり興味をそそられない、といいつつ録画している。 「BOYS BE」といったらあの2人、と思ったらOP・EDは前田亜希だった。 アイキャッチの水着ケツは謎。まあ、そういう視聴者向けなのね、マガジンだし。

ファーブル先生は名探偵(BS2)

 NHKらしい作品。それだけ。

遊戯王デュエルモンスターズ(TX)

 テレ朝はたいへん惜しいことをしたな。『グルグル』もそうだけど、手放してばっかり。 遊戯の声は「兼末くん」のイメージから離れない。 そのまえに、「さあ、ゲームの時間だ」はやめろってのに。よけいに問題児(笑)。

ラブひな(TX)

 ウラに『明石家マンション物語』があるのがつらい。とはいえ、原作者がホームページ (てれたらんど駅から行けます)で絶賛しているとおり、いい出来なのは確かです。
 2話はしのぶの話でしたが、てれたらんど内では評価が分かれています。 原作通りではつまらないのだから、バックグラウンド的な話があってもいい(こんにゃ派)、 ああいう心理的な圧迫感のあるのは最近のアニメの流行を追っただけで新鮮味すらなく、 原作のドタバタした感じから離れている(てれた派)。うーん、どうでしょうね。
 まあ、話題性は抜群のアニメゆえ、いろんなところで論評されていることでしょうから、 これくらいにして、原作もアニメも、このあとが楽しみです、とまとめておきます。

 その他いろんなアニメが始まりましたが、見ていないか、文句を付けられないものです。 そういうことにしておいて下さい。


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