だれも書かなかった<学校交渉法>


本フォーラムの代表、野口が「ネットワークこぼね」の活動時代に
小寺やす子さんとの共著で出版した本です。

6年ほど前に教育問題を扱うサークルで活動していた時のことです。
学校での「いじめ」について、親御さんからの相談を受けることが多くなりました。
初期の段階で手を打つことの大切さを痛感していた私たちは、
ふつうの親にとって頼りにできる情報があまりにも少ないことに気づき、
この本の出版を思い立ちました。

−−−−「子どもサポートフォーラム」主宰 野口よしみ−−−−

小寺やす子・野口よしみ  情報センター出版局  1994  ¥1359+税


(本書目次より)

序章 まず最初に親は何をすべきか
 子どもを守る「本能」が低下している!? 親も教師も開き直り腹をくくれ!
第1章 いじめっ子からうちの子を守る!
 いじめを解決するための心構えは何か?
第2章 言い分を通すには資料がモノを言う
 いじめの解決には日頃の準備が不可欠! 焦ってやってはいけないこともある!
第3章 ステップ別<学校交渉法>
 担任に会うところから校長に談判するまで、交渉法をステップ別に解説!
第4章 いじめを解決するためのパワーアップ講座
 連絡帳の上手な活用・教師の「発言封じ技」への「返し技」・申立書の書き方をマスター!
第5章 先生のためのいじめ解決テクニック
 いじめに対する教師の心構えとは? 親との交渉をすすめるためには?
終章 何をもって、いじめの解決と呼ぶか
 雨上がりのあとの空の美しさはどしゃ降りをくぐり抜けた者だけが知る!

本書の基本的な立場は、「逃げない『いじめ』の解決」です。
そのために、学校といかに交渉するか、分かりやすく説明してあります。

「ここまでするの?」と思うかも知れませんが、
いじめの解決には勇気とテクニックが必要です。

次の世代のみなさんが無駄な回り道をしないですむように、という
願いを託したつもりです。


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