本当に医師を訴えたいと思っている方にアドバイスします。

まずは、3つの事をクリアできるかどうかを考えてみて下さい!

1 あなたには、裁判費用を出せるだけのお金の余裕がありますか

2 自分が不信に思うこと立証する自信がありますか

3 誰に何を言われても、耐えられる精神力をもっていますか

上記3つをクリアできない人は、残念ながら、訴えるなんて考えを持たない方がよさそうです。

裁判をしようと思うと、150万は軽くお金がかかります。鑑定に出せば、原告がその費用を出します。
また、裁判は立証・証拠固めの世界です。
どんなに証拠固め、相手の嘘を反証しても見ない裁判官もいます。原告に立証責任があり、相手の非を追究せねばなねません。
不信に思う事の立証は必須です。

そして、「裁判をする」という行為は、皆がみんな賛成してくれるものではありません。
大変だった事は、大変だった患者、そしてそれを見続けてきた家族にしかわからない物です。親戚からの中傷もくるでしょう。
人の意見は賛否両論です。

弁護士さんも最初、事情がわからないので、疑いの目を持って物事を聞いてきます。

また、今の日本の社会、正義が勝つとは限りません。
感情だけに任せて「裁判をしよう」なんて意気込んでも、現実は厳しいものです。

それでも私は裁判をすると考えている人へ

1 医師の前では冷静に、訴えるとは絶対に言わない

2 素早く弁護士を探して「証拠保全」の依頼をする

3 もういちど冷静になって物事を考えてみる

まず、何が起っても、ぐっとこらえましょう。

病院の院長に手紙を書いて懲らしめてやるなんていう考えは愚かです。
多くの医療裁判が難しいと言われる由縁は、カルテの改ざんにあります。
多くの人は、医師に不満を持ち、家族が不慮の医療ミスにあったり亡くなったりした時、病院・院長あてに手紙を書き、恨み辛みを書いて送り付けています。

実は私も、書きました。ただ、それは出しませんでした。
内部だけでうやむやにされても馬鹿らしいもっと、大々的に公言して大問題に発展させてやろうと考えたので、ポスト投函手前で送り付けるのをやめたのです。
送らないで正解でした。

母のカルテは半年間の入院で3枚。ちょっと内容がおかしいので、カルテの改ざんの可能性大です。しかし、看護記録が母の状態を克明に刻んでいます。

とにかく、怒りをぶつけないのが鉄則です。
そして、素早く弁護士を探し、病院名と主治医の名前を言い「証拠保全をして下さい」と言いましょう。

弁護士さんとお話をするだけで、1時間に1万円です。「証拠保全」という言葉とどういうものかを知っているだけで、随分、話合いの時間が省け話がスムーズに行きます。
「医療の裁判は難しい」と言われても、弁護士さんなら一応誰でも証拠保全はできます。

「とにかく、証拠保全はしてください」と言いましょうこの時、事件(病院の場所)の場所で弁護士さん探しをしましょう。
その方が経費削減になります。その時、無駄を省くため、何があってどうして訴えたいのかを、箇条書きにして、コピーをとって、弁護士さんに渡すと、話が早いと思います。弁護士さんは事情を全く知らない所から、話を聞き、陳述書を作成します。私の場合、陳述書が非常に甘い文章だったので、私自身の文章に書き直させて戴きました。

とにかく、最低でも、いつから入院して、いつ頃、何があって医師にどういう説明を受けたのかを箇条書きにして用意しておきましょう。裁判所へ陳述書を出し「証拠保全」手続きが完了したら、執行の日程が決まります。

裁判官と弁護士が病院に出向き、カルテをすべてコピーします。
そして、裁判官が一旦裁判所に持ち帰りそこで保管、依頼者の手元に来るのは、コピーのコピーです。

とりあえず、カルテという証拠を押さえたら安心、真実は一つです。
ここから、今の弁護士さんでいいのかを見極めましょう。その間、これから裁判をする事の意味、お金の問題。さまざまなリスクについて考え直さなければなりません。

最初にも書きましたが皆がみんな賛成して応援してくれるわけではあり
ません。

頭に置いて置いたほうがいいのが、「裁判は水ものです」裁判は時の運みたいな所があるという事です。
いくら自分の主張が正しくとも、すべて裁判官に判断を委ねなければなりません。とにかく、高いお金がかかります。証拠保全は誰でもできますが裁判をやっていく上で弁護士さんとの相性も問題になって行きます。自分が、この人と思える弁護士さんを探し出して、今後の方針を決めましょう。

費用について・・

弁護士さんは、お仕事として弁護士をやっています。規定の料金から多少料金を勉強してくれます。しかし、法律の専門家である前に、弁護士さんは個人業者。彼らにも生活があります。百万単位で支払うとやる気になるでしょう。

お金の支払いはきっちり気持ちよくして、しっかり働いてもらいましょう。

裁判に勝てば、まるまる下された金額が丸々自分の所に入ってくるわけではなく、弁護士さんの報酬として、結構な額を持っていかれます。でも、それは当然と考えて置かなければなりません。裁判をする目的はお金でなく、気持ちの問題のはずです。お金をとる、
儲ける目的で裁判をするのなら、即刻、裁判はやめた方がよさそうです。

それでは、あなたの健闘(よく検討をしてからね)を祈ります。

金を使ったら後は知恵とアイデアです。司法がわからなくても専門家は解る。

司法の実態を知って提訴した方がいいと思います。
弁護士同士の勝敗争いゲームに参戦させられて勝ち負けにこだわるのはナンセンス。

相手が嘘をついてきたら、とことんクローズアップして叩きのめす!こういう気持ちがなければ簡単にやり込められます。

狭い世界で戦っていても何もいいことはありません。
私は相手の出方に応じて、態度を合わせました。合わせたといっても相手の代理人が怒らせてへこませようとしてきたら、ちゃかして相手をへこませる事に専念しました。

この原告は変だ。バカだと思われようが、真面目で誠実な方は、バカ女を説教しくれるだろう。中味を見ようとするだろうと、HPで態度あからさまに相手の主張をバカにしました。

嘘や詭弁医学で、理不尽な攻撃を受けてへこませられてもねぇ。そんな奴の主張は同業者に見せたらいいのです。
勝手に嘘がばれるという恐怖になって主張を二転、三転させてくれるでしょう。最初についた嘘を墓穴掘ってくれるものです。

実際、棄却されても、病院側の主張はズタボロになっていますしね。