第一回千葉お散歩ツーリングレポート



1999.11.1

今回は、yootaroさんとまぐろさんが幹事として企画して下さった10/30(土)の千葉お散歩ツーリングに
参加してきました。内容は盛りだくさんでとっても楽しいツーリングでしたよ(^o^)

今回のツーリングコースです(^o^)(推測です;(=^^=)ゞ 実はどこを通ったか判っていません(笑):(*^^*)ゞ)



朝からいい天気になりました。 今日の天気予報は晴のちくもり、夕方からところによっては一時雨とのことですが
関東北部だけみたいですので、たぶんツーリングコースは大丈夫だと思います。
ぼくにしては珍しくツーリングの前日までに荷物の積み込みまで完了していたので、睡眠時間もバッチリです。
朝7時に家を出発して、まずはMAWさんを迎えに行きます。
30分ほどでMAWさんのところに到着して、モトコ2台積みで集合場所の千葉県の木更津港の駐車場に向かいます。
MAWさん家からは、ほとんどすぐのところにある東京湾アクアラインを通って、約1時間ほどで現地に到着することが
できました。 集合場所の駐車場に行ってみると、集合時間の30分前に到着したのにそれらしい人影は見あたりません。
「おかしいなぁ〜」と思い、橋を越えたもう一つの駐車場にも向かってみましたが、そこにもそれらしい人影は
ありません。「う〜ん・・・」と思い、もう一度最初の駐車場のほうに戻ってみます。すると橋の上から先ほど行ったところ
とは、別の駐車場が見えました。「おー、たぶんあそこだ」と喜んで行ってみると、いましたいました! たくさんの
モトコが!(^o^)
みなさんに挨拶をして、さっそくぼくらもモトコを降ろして出発の準備をします。
そのあいだに、みなさんのモトコも見て回りました。りゅうさんのモトコは画像で見るよりもすごい迫力でかっこいいです!
オンオフ兼用のタイヤのごっついトレッドパターンが精悍です。
yootaroさんのモトコは、6Vカレンのエンジンを搭載していらっしゃってて、トップカウルのサイドのロゴも
”MOTOCalen”になっています。トップカバーの上にはモトコ本体とお揃いの銀色の増漕ガソリンタンクが
つけられています。一三六さんのモトコには12Vカレンのエンジンが付けられています、ほぼ1週間という短い期間で
よくここまで組まれたものだと感心しました。
MAWさんのモトコは、塗装をリニューアルされていました。色とコンセプトはここで言うのはやめておきますので、
あとはご本人のHPで見てみてくださいね(^o^)
その他のみなさんのモトコも個性的なものが多かったです(^o^)

さて、モトコの準備も整ったので、ウォーミングアップを兼ねて港にかかる橋を上ってみました。
この橋は、登り口が独特の形をしていてジグザグに上って行くようになっています。
一応車も通れるような構造になっているのですが、入り口には杭が出ていて管理用の車と、一般のバイク、
歩行者しか渡れないようになっています。スロープの傾斜もそこそこ急なのですが、今日のコースは山岳コースになる
でしょうから、このくらいは上れないとあとで困ることになるかも知れません;(=^^=)ゞ
ぼくのモトコは無事に力強く登って向こう岸(島)にまで渡ることが出来ました(^o^) みなさんも思い思いに
登って行かれていました。
そのうちに、自走組のみなさんが到着されました(^o^)

ここで、初めのメカトラブル発生です。 teeさんのスカッシュがすぐ近くの橋までたどりついたところで
動かなくなってしまったってことで、りゅうさんがトランポで回収に向かわれました。
戻ってきたトランポからスカッシュを降ろして症状を聞いてみると、走っているといきなりエンジンがふけなくなって
ストップしてしまうとのことです。
とりあえずキャブをバラしてキャブクリーナーで洗浄してみて様子をみることにしました。
いろいろと道具を持ってきていてよかったです(^o^) これで直ってくれるといいのですが・・・。
そうそう、teeさんにはプラモのおみやげをいただきました(^o^) ぼくもまだ見たことのないタイプの
モトコプラモでサイズは1/16です。組み立てたら「プラモ」コーナーに掲載したいと思います(^o^)
teeさんありがとうございました!(*^^*)
まぐろさんとトロさんからもうれしいおみやげがありました(^o^)
モトコンポお散歩会のシールで、3色モトコのバージョンがあります(*^^*) ぼくも戴いてすぐにモトコの
サイドに貼りました(^o^) まぐろさん、トロさん、ありがとうございました!(*^^*)
これってすごくお勧めですよ(^o^) 今のところお散歩会に参加されたかたのみの配布ですので、
欲しいかたはぜひ第2回お散歩会に参加しましょう(笑);(*^^*)ゞ

さて、準備も整っていよいよ出発です。
ぼくの装備は、工具一式を袋に入れてシートの後ろ側のくぼみに置いて、トップカバーの上には
「出力アップ大作戦」にも掲載しているタンクバックを取り付けています。
タンクバックの中は、超軽量(上下で260g)で透湿性もあるレインスーツと、
0.3リットルのガソリンボトル、パーツクリーナーのスプレー缶、ハンドクリーナー(整備後の手の汚れ落とし)、
地図、2ストオイルを小分けしたボトル、ディジタルカメラが入っています。
その他シートのサイドには小型の空気入れを入れておきました。
さらに、ライディングジャケットの左右のポケットにはパンク修理剤、ヘルメットシールドの曇り止めと
同じくシールドのレインブレーカー、ティッシュペーパーが入っています。
背中のポケット(大きな物入れがついています)には温泉用のタオルも入れました。
左腕には、カシオの3センサー(温度、気圧、方位)プロトレック腕時計をつけて、右腕には同じくカシオの
GPS腕時計サテライトナビをつけます。
通常のソロツーリングの際には、この他にレーダー探知機と広帯域受信機を持っていってネズミ取りに
備えるのですが、今回のツーリングのスピード域では必要なさそうなので置いていきます。
その他、ジャケットの胸ポケットには、小型マイクロカセットレコーダー(テープは留守電などにも
使われているマイクロカセットです。音質はあまり良くないのですが、ツーリング中に聞くぐらいでしたら
十分です)と、ベルトにはミノックスタイプのカメラセットもつけています。
これで、一応デイバックは持って行かなくても済みそうで、背中は身軽になりました。
おっとそう言えば出発の前に記念撮影を忘れていました!(*^^*)
先ほど渡ったおもしろい形の橋をバックにハイチーズ(^o^)

モトコ11台、スカッシュ1台、ポッケ1台、アプリオ1台の合計14台という大勢になりました(^o^)
参加者のみなさんは順不同に、yootaroさん、まぐろさん、トロさん、りゅうさん、MAD86さん、
KIMさん、tsutomuさん、一三六さん、こゆぞうさん、うすださん、MASAKIさん、teeさん、
MAWさん、wakatakeです(^o^)
みんなで1列になって、まずは名物のお弁当の買い出しに出発です。
市街地の道の端を40km/hぐらいで進んでいきます。
毎度恒例の、歩行者やドライバーのみなさんからの熱い視線がくすぐったいです(笑);(*^^*)ゞ
しばらく走って、お弁当屋さんに到着すると、なっなんと「移転しました」の張り紙が(笑)(^^;)
やむを得ず木更津駅まで戻ることになりました。その途中、高校の前を通りかかると女子高生から黄色い喚声を
あびせられました(笑);(=^^=)ゞ さすがモトコの集団!(^o^) 目立ち度も普段とはひと味違いますね(^o^)

木更津駅では、みなさん各々お弁当をゲットしました(^o^)
バーベキュー弁当と漁り弁当(あさりべんとう)があったんですが、ぼくは漁り弁当を購入しました。これもタンクバックの中に
入れてしまいます。(胴がジャバラになっているのでジッパーで伸び縮みさせることができるタイプのタンクバックです)
この漁り弁当には、アサリ貝がたっぷりとのっていてすごく美味しそうです(*^^*)
さて、あとは目的地へ向かって一直線です(^o^)
駅をあとにしてみんなで元気よく走り始めます(^o^)
ところが、ここで2回目の大きなメカトラブルが発生してしまいました。
teeさんのスカッシュが全然走らなくなってしまったんです。
現象はガソリンがキャブへ落ちていかないようです。とりあえずもう一度キャブをバラしてみることにします。
キャブの中を見てみても特におかしげなところはありません。フロートバルブの動作を見てみても大丈夫そうなんですが、
そのうちにあることに気がつきました。フロートを上げてバルブを閉じさせることは出来るのですが
フロートが下がってもバルブが落ちてこないんです。これだとキャブへガソリンが供給されないので
エンジンがストップしてしまう訳です。バルブとバルブが入っている穴の摺動が滑らかでなさそうなので、
ヤスリで少しバルブがわの周囲を削ってあげて組み付けてみました。これでまたしばらく様子をみてもらうことに
します。この間にも隊列の前半分は気づかずに先へ行ってしまっていて、途中でまぐろさんに携帯電話で
確認が入ったんですが、先に行っていてもらうことになりました。
第1班のあとを追いかけて、ぼくら第2班はりゅうさんのナビゲートで再出発です(^o^)
今度は先ほどまでと比べてスカッシュの調子も良さそうです。しばらく走っても大丈夫のようです。
かなり走って山も近づいてきたところで休憩となりました。 ここのお店ではイカ焼きが美味しいとのことだったんですが
今日は火を落としてしまっていたので食べることができませんでした。ん゛〜〜っ、残念〜〜(^^;)
ここで、ガソリンが少なくなってきていたかたはスタンドで給油をおこなって出発です。
こんどのコースはりゅうさんがぼくのリクエストに応えてくださって、”舗装された(笑)”林道を通ることになりました:(*^^*)ゞ
しばらく住宅街の中を走った後に、道は突然山の中に乗り入れていきました。1車線幅の道路を気持ちよく
みんなで登っていきます。道もきれいでまわりは緑に囲まれていて素晴らしいコースです(^o^)
落ち葉がモトコに巻き上げられて舞う中を、かなりのペースでみんなで進んでいきます。
でも、しばらく行くと道の様相はいきなり一転しました(笑);(=^^=);
一応コンクリートで舗装されているのですが、手入れがされていなくてコンクリがガタガタになっていて
道の中央には草が茂っています(^o^) そうです、道は俗に言うアゼ道になったのでした(笑)
周りには棚田と山が広がっていて「ここはどこ」状態です(笑);(-^^-); そのアゼ道をなんとか登っていくと
目の前にはまさに防空壕状態の穴が・・・。 と思いきや、そこはトンネルでした(笑)(^^;)
しかし、モトコで中に入ってみて2度ビックリ! なんとそのトンネルは下も土で、しかも轍のところが大きく
えぐれていて、その上進行方向にも大きなウネリが(笑)(^^;)
ぼくもモトコでいろいろなところに行っていますが、こんなに野趣富んだコースははじめてでした(^o^)
でも、すごく面白かったです!!(*^^*) どこから入っていったのかアプローチの場所が判らなくなっちゃったんですが、
ぜひもう一度行ってみたいと思いました(^o^)
さて、トンネルを越えてさらに先へとトコトコと進んで行ったんですが、さすがにこの難コースでは
スカッシュの調子もくずれてしまったようで、あと少し登れば悪路脱出というところで、エンジンがかからなく
なってしまいました。何とか押して舗装路にまで出ます(^o^)
そこでしばらくエンジンを休ませて、再度出発です(^o^)
走り初めてほんの数十メートルいったところで、突然石垣の階段の上から中型の犬が降ってきて(笑)、先頭の
モトコを吠えながら追いかけ始めました。(ライダーのかたは気の毒ですから名前は伏せることにします;(=^^=)ゞ)
いきなりのことで、ぼくらもびっくりしてしまったんですが、その犬はモトコに寄り添うようにぴったりと併走して
「ワンワン!」吠えながら今にもとびかかる勢いです(^^;)
ちょうど道は登り坂になってしまっていてモトコのスピードも上がらないので逃げられません。
数十メートルほど追いかけられてやっと犬があきらめてくれたときにはホっとしました。
でもこのおかげで減速してしまったこのかたのモトコは急な坂道のため再発進が出来なくて押しながら登ることになって
しまいました。お気の毒です〜:(v_v);
坂の頂上にまで登って、待っていると後続がなかなか来ません。心配になって戻ってみるとスカッシュのエンジンが
かからなくなっていました。しばらくキャブをいじりなんとかだましだまし動くようにしたんですが、
不具合の症状に対する対症療法で良い方法を思いつきました。
症状として、どうもやはりバルブが閉じると開かないようで、普通に走っている限りはガソリンが連続して
供給されているのでバルブが開いたままになって調子が良いんですが、いったん少しの間停まると
エンジンのガソリン消費量が減って、バルブが閉じてしまいます。こうなると次に走り初めてエンジンが
ガソリンを大量に消費し始めてフロートが下がってもバルブが開かないということになってしまって
油面が下がるのでエンジンがかからないということになっているようなんです。
そこで、一度こうなってしまったら、キャブのドレンを開けてキャブ内のガソリンを抜いてしまいます。
そうするとフロートがいっきに下がって、バルブを引っぱってバルブが開くということになり、
油面が上昇してエンジンがかかるようになります。
油面が完全に上昇して、バルブが閉じてしまったらまた開かなくなってしまうことになるので、ドレンを開けて
ガソリンを少量流したのちにドレンを閉めたら、すかさずエンジンをかけて走り始めないといけません。
これに気がついてからは、信号停止などが長くてそのあとにエンジンが不調になったあとには、
ドレンを開けて復活ということを繰り返してなんとか走れるようになりました(^o^)
スカッシュもなんとか復活して、先ほどの坂の頂上にまで来るとさらに上にのぼる坂が続いていて、
ノーマルモトコだと登るのがやっとという状態です。
そこもようやくクリアして、舗装路のところどころに落ち葉の積もっているコースを進みます。
ここはちょうど尾根のようになっていて、周りには山々が連なっています。
しかし、モトコでここを40km/hで駆け抜けるのはスリップしそうでスリルがありました(^o^)
そこも抜けてまたしばらく行き、公園のようなところの脇を通って先へ進んで、養老渓谷駅に到着しました(^o^)
目的地まではもうすぐです。ここからほどなく走ると養老渓谷の中心部へと着くことができました(^o^)
電話で第1班に確認を取るともう少し先へいったところで待っているとのことです。
急いで行ってみると先発隊のみなさんが手を振って迎えてくださいました(^o^)
なんだか久しぶりにお会いした感じです(^o^)
そこからさらに先へ進んで目的地の温泉に到着しました(^o^)
入浴は3時までということなんですが、もう2時も回っていておまけにみんなお腹がペコペコです。
とりあえず温泉はあきらめることになって、モトコをちょっと離れた駐車場に置いてお弁当にすることになりました。
ここで、次のトラブルが発生しました。一三六さんのモトコのエンジンがアクセルをひねっていないのに
勢いよく回るようになってしまったんです。
一三六さんは12Vカレンのエンジンを取り付けていらっしゃるんですが、突貫工事でこのツーリングに参加された
ために、オートチョークの配管の取り回しがそのままではモトコのフレームとエンジンの間を通せなかったので
キャブの上のフレームに縛り付けていらっしゃったので、チョークが効きっぱなしになってしまっていたために
アクセルを回さなくてもエンジンが勢いよく回ってしまってしまっているようです。(う〜、長い文章ですね(笑);(=^^=)ゞ)
これはオートチョークの配管を折り曲げて縛ってしまえば解決できるので、道ばたのバス停の前で早速処置しました。
そうそう、そういえばここには車上荒らしがよく出るそうで、警察官のかたが見回りしながら注意を呼びかけて
いらっしゃったんですが、ぼくらがモトコを押しながら歩いていると、「おー、モトコンポですか。珍しいですねー」と
話しかけてくださいました。「みんなでツーリングなんですよ」と気持ちよく答えると「気をつけていかれてください」と
暖かく励まされました(^o^) ちょっとうれしかったです(*^^*)
さてさて、道から少し下ったところの岩畳の広い渓流の河原にyootaroさんが持って来て下さった
14名全員が余裕で座れるブルーシートを敷いて、さっそくお弁当です(^o^)
初めの内は、もうっみなさん寡黙にただお弁当にだけ集中していっしょうけんめい食べていました(笑)
ぼくもしゃべるのも忘れてお弁当に集中していました(笑);(=^^=)ゞ
漁り弁当は、想像していたとおりすごく美味しかったです!(*^^*)
食べ終わって、周りを見回す余裕がやっとできました(笑) 改めてキョロキョロするとすごく景色がいいところで
渓流の流れている中州の岩畳の真ん中に20畳以上もあるようなシートを敷いて景色を貸し切り状態にしています。
頭上には岸から伸びてきている木々の枝が少しかかり、渓谷を渡る風は心地よくて、まさにこんな贅沢な
お弁当ポイントは滅多に有りそうにはありません。
さて食事も一段落ついて、おしゃべりにも気を向ける余裕が出来てきたところで、例の地獄の自己紹介ゲームの
始まりです(笑);(=^^=)ゞ
これは、輪になって最初の人が「◎○です」と自己紹介します。次に隣の人が「◎○さんの隣の×△です」と
自己紹介します。その次にその隣の人が「◎○さんの隣の×△さんの隣の□▽です」と続けていって、
最後の人は全員の名前を言わなくてはならないというものなんです。
あとになればなるほどたいへんなんですが、これをやればほとんど名前と顔が一致するのでお勧めです。
1順すると、今度は逆に回ります。さっきは最初のかたが一番楽だったんですが、今度は一番キツくなります(笑)
これもやったあとに今度は並びをシャッフルして(みんなの座る場所を変えて)別のやりかたで自己紹介を続けます。
最初の人が次の人を名前を呼んで指さして指名します。指名された人は、次の誰かを名前を呼んで指名します。
自分が一度指名した人は2度指名したらいけないというルールで、しばらくこれを続けると大体みなさんの名前を
覚えることができました(^o^)
そのあと、いろいろなモトコ談義や歓談をやっているとあっという間に時間が過ぎ去って気がつくと夕方になっていました。
辺りはだんだんと薄暗くなり始めています。
帰り支度をしてこの場をあとにすることにしました。さて戻ってみると今度は一三六さんのモトコのエンジンが
かかりません。チョークの配管を縛って閉じているのでチョークが効いていないのでまぁ仕方がないかもしれないです。
チョークラインの配管を元に戻せば一発でかかるはずですがまた縛るのも面倒ですし、そのままなんとかかけようと
トライされています。
ぼくも手伝おうかと横で見ていたんですが、ふと気がつくとGPS腕時計が見あたりません。
そう言えば、さっき河原で外したことを思い出して急いでモトコで河原に降りる道のところに戻ってみます。
河原に降りる道はもう真っ暗で、ほとんど足下が見えません。マグライトを点灯して照らしながら用心深く道を降りて
いきます。河原の先ほどのところを見回してみましたが、見あたりません。
モトコのところでポケットや荷物の中も全部見て来たんですが、どこにも無かったのであきらめかけていたら
なんと、右腕の袖の奥に入ってしまっていました(笑);(=^^=)ゞ
ライティングジャケットの袖口のところはゴムできつくしまるようになっているので、中に腕時計が入ると
全然つけている感覚がなかったんですね〜(笑);(=^^=)ゞ いや〜;(*^^*)ゞとにかくよかったです(*^^*)
急いで道を駆け上がってモトコに乗って、みんなのところに戻ろうとしていると、前からモトコの大群が走ってきました。
一緒に走っていると慣れっこになってて気がつかなかったんですが、この集団とすれ違うとコワいものが
ありますね(笑);(=^^=)ゞ 普通サイズのバイク10台ほどとすれ違うのに比べたら数倍のインパクトが
ありました(^o^)
一三六さんも無事にエンジンがかかったようです(^o^)
辺りはもう真っ暗。みんなでライトをつけて帰り道を走り始めます。
山道ではモトコのライトは暗く、ほとんど前が見えないんですが、みんなで連なってライトの光をつなげるようにして
進んでいきます。ぼくのモトコ2号機は、12Vカレンのエンジンを積んでいるので、25W/25Wのヘッドライト球を
入れています。(ハロゲン球で、40Wクラスの明るさがあります) これはかなり明るくてHi/Lowの切り替えも
出来るのでいくらかは先が見えるのですが、それでもカーブのところでは先が見えないので辛いです。
山道の連続したカーブを40km/hで下っていくのはかなり骨がおれました。
ところどころの下りではさらにペースが上がり50km/h近いスピードで進んでいきます。
今回参加されていたみなさんのモトコはノーマル機もかなり調子が良く、下りだったら50km/h出しても大丈夫な
ようで、みなさんぴったりとくっついてきます。今にして思えばかなりすごいペースで進んでいったものだと
感心しました。
周りには人工的な光がまったく見えず、頭上には満天の星空が広がっています。
最後尾を走っていたときに、ふと後ろを振り返ると漆黒の闇でちょっとコワかったです。
途中、ガソリンが心許なくなってきたぼくとまぐろさんのモトコに、りゅうさんが搭載して来てくださった5リットル
タンクからガソリンを分けていただいたりして山道を20kmほど走ると、やっと市街地に到着しました(^o^)
ここのガソリンスタンドでみなさんも給油をして小休止です。
ガソリンを入れた後に一三六さんのモトコのヘッドライトの光軸を調整していると、250ccクラスのスクーターに
乗った年配のかたがいらっしゃって、みなさんとお話がはずんでいました。
あとでみなさんに伺ってみると、CITYのカブリオレも持っていらっしゃったそうで、モトコにもかなり詳しかった
そうです(^o^)
ガソリンスタンドをあとにして走り初めてしばらく行くと、なぜか鴨川シーワールドの建物が左手に(笑)
・・・ぼくはやっと現在位置がどこなのかが判りました(笑);(=^^=)ゞ
なんと外房にまで来ていたとは(笑) そこからは東京湾フェリー組の、MASAKIさん、うすださん、こゆぞうさんは
先に進まれて(この3台は1.5モトコ以上のスピードが出ます(^o^))、残りも房総半島を西へ横断していきます。
県道34号線を20kmほど進むと、トロさんとまぐろさんのお勧めのお店「アイビー」があり、そこでちょっと遅い
夕食を取ることになりました。
ここはログハウス様の作りでオーナーのかたの手造りだそうです(^o^)
中も落ち着いた感じの作りで、すごく居心地が良いお店です(^o^) トロさんお勧めのチーズケーキも味が濃くて
美味しかったです!(*^^*) またぜひ別の機会に訪れたいですね(^o^)

ここでしばらくみなさんで会話を楽しんだのちに木更津へ向けて最後の出発です。
気温はかなり下がってきていて湿気も出てきているので、表に出るとヒンヤリと寒くなっています。
みなさん、それぞれに防寒に工夫をこらし始めました。ぼくもタオルを首に巻き付けて風の侵入を防ぐことにします。
着ているライディングジャケットは防風性が優れているので、暑いときに開けておく各部のエアインテークを閉めると
ほとんど風は入ってきません。ヘルメットのシールドに曇り止めも塗って準備完了です。
ここでteeさんはスカッシュの調子がやはり芳しくないからと、お店からBOMさんに連絡を入れていて
この先でピックアップしてもらうということで、一足先に出発されました。 車にピックアップされたあとには
朝の集合場所に先回りして待ってるとのことですので、しばしのお別れになります。
不具合にもめげずよくここまでがんばってくださったって思います。
さて、トロさんを先頭に一堂は走り始めました。今度もペースが早く45km/hぐらいは出ています。
しばらくそのペースで走り続け、先頭が代わって少しペースダウンして40km/hぐらいで
国道127号線を北上し始めてしばらく行ったところで、今度はぼくのモトコがメカトラブルを起こして
しまいました。
走っていると突然ガツンとリアタイヤがロックして、キィーとスリップしながら止まってしまったんです。
「しまった! 抱きついたか!」と思い、すぐに道の端に避けてセルを回そうとしたら
ウンとも回りません。 慌ててキックを確かめてみると、これがピクリとも押し下げることができません。
「抱きつきじゃなくて、焼き付いてる〜!:(@o@);」
これにはちょっと参ってしまいました。
取りあえず横の歩道にモトコを上げて、ちょっと先にあった街路灯の下にまで押していきます。
ぼくの後ろにいらっしゃったみなさんも、心配していっしょにいてくださったので心強いです。
ソロツーリングのときのトラブルと違って、仲間といっしょだといいですねー(*^^*)
工具を取り出してプラグを外していると、「ん?」なぜか赤色灯が・・・;(-^^-);
ちょうど通りかかったパトロールカーが止まって下さったのでした。
「何の集まりですか?」
「バイクが壊れたので直しているんです」
ツーリングの途中でエンジンが焼き付いたことを説明すると、警察官のかたはしばらくいっしょにいて
くださいました(^o^)
「これは何ccなんですか?」
「57ccです。ボアアップしているんですよ」
「どこまで行くんですか」
「この先の木更津まで行ったら車があるんで、それに積めば帰れます。ところで木更津まではあと何キロくらいですか?」
「う〜ん、あと20kmぐらいかな」
「いざとなったら牽引して貰って行きますから大丈夫ですよ」
「原付は牽引したらいけないんですよ」
「えっそうなんですか!? でも原付2種だったらいいんですよね?」
「原付2種だったら牽引してもたしか大丈夫だったんじゃないかな」
(実はこんなこともあろうかと、牽引用のロープまで持ってきていました(笑)
 まさか自分が牽引される側になろうとは思いませんでしたが(笑))
とかの会話を警察官のかたとみんなで交わしながら、プラグを抜いてみるとみごとに真っ白に焼けてしまっています。
「これはオイルポンプの作動不良かも〜」と思いながら、今度はシリンダーヘッドを開けてみることにしました。
警察官のかたは「気をつけていってくださいね」と暖かい言葉をかけて去って行かれました。
すごく感じのいいおまわりさんでした(*^^*)
さて、シリンダーヘッドを開けると、中のピストンのヘッドはこれまた真っ白に焼けてしまっていて
カラカラになっています。キックを下げようとしてもビクともしません。
「これは手持ちの工具ではダメかなぁ〜」
状況はシリンダーにアルミのピストンが噛み込んでいるようで、ピストンヘッドにスペーサーを当てて
ハンマーで叩かないと取れそうもなさそうです。
りゅうさんがご実家が近くだということで、お父さんを呼んで車でピックアップしようと電話をかけてくださいました(*^^*)
ありがとうございます!(*^^*) りゅうさん(*^^*)
待っている間にも出来るだけあがいてみようと思い、2ストオイルをシリンダーに流してピストンとシリンダーの間を
潤滑して、何度かキックを押し下げてみます。
何度目かのトライののちにいきなりキックが降りました!(*^^*)
やったぁ!(*^^*) シリンダーの内壁を見てみると縦に傷は入っているものの、なんとか稼動させることができそうです(*^^*)
手早くシリンダーヘッドを組み付け、ガソリンタンクに2ストオイルを濃いめに入れてモトコを揺すって良くかきまぜて
混合にし、キャブのガソリンを一度抜いてから混合ガソリンをキャブに導入してセルを回すとエンジンがかかりました!!(*^^*)
いや〜〜っ(*^^*) 本当に良かったです!(*^^*) 一時はどうなるかと思いましたがなんとか再始動しました(*^^*)
これでだましだましでも先へ進むことができます!(*^^*)
見守って下さっていたみなさんもホッとするやら、あきれるやらで「さすがHPマスター(笑)」なんて
言われてしまいました(笑):(*^^*)ゞ
「ツーリングレポートを書いたら、いままでのはプロローグでこのトラブルからの記事のほうが長かったりして〜(笑)」
なんて言いながらやっと出発です(^o^)
(実際今読み直してみると、ここのトラブルのところだけ描写が長いなぁ〜と思いました(笑):(*^^*)ゞ)
りゅうさんのお父さんには連絡が取れないので、先に行ったみなさんが待っているこの先のセブンイレブンにまで
行ってみることになり、ぼくが先頭で走り始めました。
10km/h、20km/h、30km/h・・・まだ大丈夫!
40km/h・・・ん〜、大丈夫かな!?という具合で先へ進んでいきます。
1kmほど走るとみなさんが待っているコンビニに無事到着できました(*^^*)
いや〜〜:(*^^*)ゞ みなさんご迷惑をお掛けしました!:(*^^*)ゞ 本当にごめんなさい。
ここでみなさんにご報告をしていると、ほどなくりゅうさんのお父さんが車で通りかかってくださいました(*^^*)
「直っちゃいました:(*^^*)ゞ わざわざ来ていただいたのに本当にすみませんでした〜:(v_v)ゞ」
でも、りゅうさんのお父さんは「心配だから木更津までついていってあげるよ」と涙の出るほど
うれしい申し出をしてくださいました(*^^*) 本当にありがとうございます!(*^^*)
さらに、そうしている内にteeさんがBOMさんの車に乗って来てくださいました(*^^*)
「港で待っててもなかなかみなさんが来ないので、見に来てみたらコンビニにみなさんが集まっていたので
 すぐに判りました(^o^)」
「いや〜;(=^^=)ゞ こんどはぼくがメカトラブルを起こしちゃってみなさんに迷惑をかけちゃいました:(*^^*)ゞ」
さて、フルメンバー揃って出発です(^o^)
取りあえずぼくが先頭で、港が近づいたらりゅうさんが先導を代わって下さるってことで走り始めました。
焼き付きで、ビストンとシリンダーのクリアランスがタイトだったところがきれいに取れてしまったようで
エンジンは軽く回るようになっています。 でも、アルミのカスを完全に取り除いた訳ではありませんから、
無理は禁物です(^^;) ピストンリングなんてかなりガタが来ているに違いありません。
一応40km/h前後を出しながら、なんとか順調に進んでいきます。
途中でteeさんとBOMさんが車から走っている姿を写真に撮って下さったり、
先回りして歩道からモトコの隊列を写したりして下さっています。
一度ガソリンスタンドに寄って小休止したあと、なんとか無事に出発地の木更津港の駐車場に戻ってくる事が出来ました(^o^)
ほんとにこのときばかりはホっとしました(*^^*)
ここまで見送って下さったりゅうさんのお父さんに「本当にお世話になりました! ありがとうございます!」と
心からのお礼を申し上げて、いよいよ今回のお散歩会もフィナーレとなりました。
みなさん、1日に起こった事とは思えないくらいの濃い内容の余韻に浸っていて、なかなか去りがたく
しばらくこの場でワイワイと歓談をしています。
こんなこともあろうかと持ってきた(笑)、発電器とハロゲン投光器を取り出して車の屋根から照明に使いながら
夜も更けるのも(・・・というかとっくに夜中なんですが(笑):(*^^*)ゞ)構わずに話しは尽きません。
きょう一日、ほんとうにいろいろなことがありましたねー:(*^^*);
数十分話し込んだあとに、きょうの内に解散しようということになって、午後11時55分ごろに撤収となりました(^o^)
MAWさんと車に乗り込み、同じ方向に帰る(と言ってもず〜っと遠くですが:(*^^*)ゞ)一三六さんの車を先導して
行きと同じ東京湾アクアラインを通って川崎に戻ってきました(^o^)
途中MAWさん家までMAWさんとモトコを送っていって、それから一三六さんを東名川崎ICにまでご案内して
家に帰りました(^o^) 帰宅は午前2時でした。
今回のツーリングは、今までの中で一番印象が強いものになりました(*^^*)
お散歩からロングランに化けてしまった感はあるのですが、その分3倍は楽しめたと思います!(*^^*)
モトコ2号機にはサイクルコンピューターを付けていないので走行距離は不明ですが、
100km以上は走ったのではないかと思います(^o^)
今度は、ぜひ食事のときに話題に出たイチゴ狩りツーリングにみんなでお出かけしたいですね!(*^^*)
みなさん、本当にありがとうございました!(*^^*)
それから、幹事のyootaroさん(^-^)、まぐろさん(^-^)、ありがとうございました!(*^^*)&お疲れさまでした!(*^^*)
来年のツーリングシーズンには、またお出かけしましょうね(^o^)>ALL(^-^)

追伸:
このあと、帰宅途中でまぐろさんのモトコのマフラーがもげてしまったそうです〜(^^;)
いや〜(^^;) ほんとうにメカトラブルにばかり見舞われたツーリングでしたね(笑);(=^^=)ゞ