モトコンポのガソリンタンクの配管は、簡単に書くと上図のようになっています。

メインコックをONにするとガソリンタンクからキャブへの経路の他に、
ガソリンタンクの大気解放の経路(大気解放(1))が開きます。
メインコックをOFFにすると大気解放(1)は閉じますので、モトコンポを
車載した際などに車内へガソリン臭が漏れるのを防ぐことが出来るように
なっています。

しかし、このままの状態でモトコを放置した場合に、車内が直射日光などで温度上昇して
ガソリンタンク温度が上がると、タンク内でガソリンが蒸発してガソリン蒸気の逃げ場が
ないために圧力が上がり危険な状態になる可能性があります。

そこで、タンク内の圧力が大気圧よりも0.4±0.1kg/cm2以上上がると
リリーフバルブからガソリン蒸気を大気解放するようになっています。(大気解放(2))