モトコンポでツーリング 静岡県:井川湖〜畑薙湖

1997.10.11

前回に引き続き、またまた静岡県の北部、南アルプスの麓にある井川湖と
畑薙湖に行って来ました。(今回は画像付きです(^-^)ゞ)
今回は、前回の到達地点「南アルプス井川オートキャンプ場」まで
自動車でアクセスして、そこにキャンプ道具一式と車を残して
さらに20km上流の畑薙湖と、それから標高2014mの山伏峠にも
向かいました(^-^)



川崎を出たのは土曜日の午前6時半。前夜、午前1時頃まで
起きていたのでちょっと眠たいです(^^;) 今回は前回とアクセス方法をちょっと
変えて、静岡市街から本川根町へと向かう国道362号線から
途中で県道60号線に入り直接井川湖へと向かいます。
この道は「南アルプス公園線」と呼ばれていて、道幅は狭いながら
交通量も少なく、快適に進むことができました。
ところでちょっとしたトラブルがひとつありました。
「ツーリングマップル」ではちゃんと井川湖まで道がつながっているのに
車に付けているカーナビの地図では、途中で道がなくなって
いるんです。一瞬、『おぉっ!』と思ってしまいましたが
なんのことはなく、「ツーリングマップル」の方が版が新しくて
正確で、無事に井川湖までたどりつくことができました(^^;)ゞ
この道のカーナビに載っていなかった部分は
標高1000mぐらいのところを高低差なしに5km程度の
ワインディングになっていて、道も新しくすごい快適でした(^-^)

井川湖の上流側端にある「南アルプス井川オートキャンプ場」
着いたのは午前10時半くらい。 予約はしていなかったのですが
無事に宿泊申し込みをすることができました。
チェックイン時間は午後1時からなんですが、管理人さんが親切で
「空いているサイトにどこでも入っていいから」とすぐにチェックイン
することができました(^-^)
(おまけにどの辺りが朝の陽当たりが良いかまで教えて
いただきました。管理人さんありがとうございました(^-^))
利用料は、サイト使用料3500円、大人一人300円で
合わせて3800円でした。

さっそくサイトに車を停め、モトコンポを降ろして毎度おなじみの
1分で組み立て完了。
大井川上流の畑薙湖に向けて出発です。
今回は、整備したばかりなのでモトコンポの調子は
前回以上に良いです(^-^)
キャブのクリーニングとプラグ交換のおかげか、エンジンのふけが
よくなりました。
特に坂道発進にめざましい進歩が見られ、前回は上り坂途中からの
発進がまったくできなかったのに、なんとか上れるように
なりました。やっぱり整備はマメにやらないとだめですね(^^;)ゞ

途中、ちょっと道からはずれたところにあった山荘で
「やまめおろしそば」と「おでん」を食べました(^-^)
(混んでいたのではずかしくて写真は撮ってないです(^^;))
やまめおろしそばっていうと、ヤマメをすりおろしてそばに
入れているのかと思ったんですが、
大根おろしとヤマメが丸々一匹はいったそばでした(^^;)ゞ
(すごくおいしかったです(^-^))

出発から一時間弱でやっと畑薙第一ダムにたどり着きました。
道は結構きつい上り坂とかが何カ所かあったんですが、
余裕で時速30km/hをキープすることができました。
このあたりになると木々が紅葉しているところがあります。
本格的な紅葉は、もうちょっと後のようです。
さらに、畑薙湖に沿って上流を目指すことにしました。
しかし湖沿いに1kmほど進んだところでゲートがあって
一般車両進入禁止になっていました。
う〜んっ残念っ!! でもよく見たらその先はオフロードに
なっていたのでどっちみちモトコンポじゃあ無理でした(^-^)ゞ
ここには、南アルプス公園線の始点がありました

それから、元来た道を引き返してキャンプ場の前を通り過ぎて
今度は、井川ダムまで行ってみました。
すれちがったライダーと左手を上げて挨拶できたのが
うれしかったです(^-^)
下りでも、明らかに前回よりモトコンポの調子は上々です(^-^)
途中、例の吊り橋があったので今度は画像を撮ってきました(^^;)ゞ
井川ダムは、さすがに3連休のまんなかだけあって
そこそこの人手でした。でも、売店のおばちゃんによると
紅葉が本格化したらこんなものじゃあ済まないとのことでした。
やっぱりこの辺の道も渋滞するそうです(^^;)

キャンプ場に戻ってくると午後1時半くらいになっていました。
モトコンポには一休みしてもらって、テントとタープの設営を行いました。 
45リットルの山登り用ザックに必要機材一式を詰めて持ってきて
いたので(担いでモトコンポでも移動できるように(^^;)ゞ)、大したものは
持って行かなかったんですが、周りの家族キャンパーの方々と
比べるとつつましい我が家ができあがりました(^-^)
椅子だけは、ずるをして(^^;)ゞ車の積載能力に頼っちゃったんですが
まあ無ければないでもいいです(笑)(^^;)ゞ
ちなみに機材は、2人用ドーム型テント・テントのフライシート・小型タープ・
ダウンシュラフ、シュラフカバー、夏用のシュラフ(インナーとして
使っています)・100W小型ガスランタン・1800kcal小型ガスストーブ・
蛍光灯・カトラリー一式・エアーマット・食材などなどです。
さすがにこれだけ詰めると重量は10kgを軽く超えてしまっています(^^;)ゞ

一段落ついたので、キャンプ場付属の田代温泉に入りました。
料金は350円で、お風呂は簡単なつくりの大きな小屋のなかに
ありました。浴槽は5〜6人でいっぱいになるくらいの大きさでしたが、
さっぱりと汗を洗い流せて気持ちよかったです(^-^)

それからは自分のサイトで、持っていった小説を読みながら
ゆっくりのんびりと過ごしました。
サイトにはコスモスも咲いていました。
そうそうっ、ここのキャンプ場の前には一軒だけ食べ物屋さんが
あって、そこではおでんをやってます。
(というか、おでんしかありません)
このおでんが、すごくおいしかったです(^o^)
自由にお皿にとってあとで串を数えて勘定する方式で、
ついついいっぱい食べ過ぎてしまいました(^-^)

キャンプサイトにモトコンポを停めておくと、みなさん珍しがって
くれます(^-^) 「おっ、モトコンポじゃん」、「なにあれ?」、
「いいなぁ〜、車に積めそうだよ」などなど・・・(^-^)
生産中止になってからずいぶん経ちますし、あんまり見かけない
バイクなので、知らない方もけっこういらっしゃいました。
うんうんっ、モトコンポ2がもし新発売になったらキャンパーのみなさんには
受け入れられそうだと思いました(^-^)


翌朝は冷えました(^^;) もう、思いっきり冷えて温度計を見てみたら
3゜Cでした(^^;) シュラフ2枚で大正解でした(^^;)ゞ
朝、5時半ぐらいに目が覚めてテントの外に出てみると
周りの山の上の方には陽が当たっているんですが、
キャンプ場はけっこう谷あいにあるので当分陽が射しそうに
ありません(^^;) 朝食の前にモトコンポで散歩に
出かけることにしてみました。

適当に走っていると舗装された林道らしきところに行きあたりました。
特に通行禁止でもなかったので入っていってみたんですが、
行けども行けども道は続いています。
地図はテントに残してきたので(身軽でよかったんですが
カメラも残して来たのはちょっと惜しかったです)
どこなのかさっぱりわかりません(^^;) しかし、道を上っていく内に
尋常じゃあないことに気が付きました。
展望が開けると、なんとずっと先の山腹にまでこの道が
続いていそうなんです(^^;) 対向車もぜんぜん来ないし、
「う〜んっ、まあいけるところまで行ってみるか」とちょっと覚悟を
決めて上り続けることにしました。
しかし、気温3゜Cはきつい(^^;) しかも標高は高いし〜(^^;)
(ちなみにジーパンとシャツ一枚とウインドブレーカーだけという
無謀な服装でした(^^;)ゞ だいぶ後悔しました(^^;)ゞ)
20分ほど上っていって腕時計の高度計が1800mを超えた辺りで
いきなり道がオフロードになってしまいました。
こうなるとオフロードには極端に弱いモトコンポですから
そこから先はあきらめざるを得ませんでした。
上の方で浴びた朝日は暖かくてすごく気持ちよかったです(^-^)
その道が標高2014mの山伏峠に向かう道だと知ったのは
テントに戻ってからでした(^-^)ゞ
(う〜んっ、惜しかったです。 峠まで舗装されていたら
モトコンポでも上れたでしょうに〜(^-^)ゞ)
それにしても、3゜C・1800mでもへこたれないモトコンポは
すごかったです(^-^)


で、そのあとは、3連休の最終日で高速道路のすごい渋滞が予想されるので
早々にテントを撤収して急いで戻ってきて、お昼前には
家にたどり着くことができました(^-^)
こんどは、もうちょっと山々が色付いてからもう一度いって
みようと思っています。