わにっぺ骨折す -2-

さて。
結局の所、その日の内に仲間の一人に付き添われ、わには東京へ戻って参りました。

荷物は宅急便で送って貰いました。
東京駅まで親に車で迎えに来て貰い、親のセリフ。
「なんだ??腕折ったのか??」
わにの親、足を骨折したと思っていたらしい。
悪かったなぁ・・・腕で・・・(-_-#
で、車に乗り込んだら、「キティーちゃん人形焼き」がのっかっている。
・・・何だこれは・・・
東京駅で買ったのだそうだ。

で、帰宅後まず何をしたかと申しますと、食事。(爆)
右腕は完全に使えなかったんです。
L字に、二の腕の半ばくらいから手のひらを覆うようにギブスで固まってましたから。
で・も。
何が功をそうするか解りません。
わには左手でも普通に箸が使えるんです。
これで食うには困らない。(笑)

わに、骨折してみて気がつきました。
歯磨きも、髪のブラッシングも、どうも以前から左手でやっていたようなんです。
面白いですねぇ。

で、結局この日は医者へは行かず・・・
実家のソファーで座ったまま寝ました。

翌々日、いつものように職場へ。
すでに出勤していた室長にご挨拶。
 「・・・やってしまいました」
そんなわにの姿を見て室長一言。
 「・・・なにやったんや・・・(-_-;」
医者に行ったかという問いに、まだですと応えると、「はよいかんかい!」と叱られ早退。

だってだって・・・
わにが唯一信用できるドクターの居る病院、考えてみたら平日しかやってなかったんだも〜ん・・・

わにを長年(多分生まれる前から)知っているというそのドクターの居る病院へ行く。
スキーに行って転んだこと、レントゲンでは素人のわにでも感心するほどポッキリ折れていたという事、スキー場のドクターに「手術になるかも」と言われたことなどを話すと、ここでは施術が出来ないと判断したらしく、とりあえず見るだけ見ようと言うことになる。
どうせ施術は出来ないのだから、余計なX線は浴びない方が良いと、撮影よりもリスクの少ない透視をしてくれた。
 「捻れてるねぇ・・・」
そう。
わにの骨は、来院までの数日で、腕の方の骨が90度捻れていたのだ。
 「やっぱり手術になるね。
  手術した方が早く綺麗にくっつくから。
  近所に整形外科ある?そこへ行きなさい。
  放っておくと、偽関節が出来ちゃうよ」
と・・・

偽関節というのは、骨折した箇所の接合がうまく行かないと、関節のような骨が出来てしまうんだそうな。
右腕に、肘以外にも関節が出来ちまうってわけだ。
こうなると、腕がブラブラしたりするらしい。
変形だね。
「気をつけ」の姿勢の時、肘が外側向いちゃったりするんだって。
今のわには、もう偽関節の出来る次期は通り越したみたいなんだけど・・・
やっぱり腕の軸がずれちゃってる。
人間の身体って、面白いね。いや、ホント。

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