わにっぺ骨折す -4-

わに、再来院。

(わにも知ってる)某病院から来たその先生は、アウトドア系のドクター。
愛車の上には、サーフボードかスキー板が乗っている。(笑)

前日までスキーに行っていたというドクター曰く。
 「切ると傷がかなり大きくなるからね。
  15センチくらい。
  傷がも残るから、切らない方が良いでしょう。
  切らなくても、時間はかかるけど、
  生活に支障無いくらいまで治るから」
 「はい」
わにも同意す。
院長よりもこっちのドクターの方が信用できると践んだわには、以後このドクターの意見に傾倒す。

ギブスも巻き直して貰う。
さすがに整形外科医。巧い。
痛みも無くなり、楽になる。
(実は巻き直して貰うまで、神経にさわっていたのか、ジッと座っていられないくらい痛かった)
院長の施術時、一緒に居てくれた婦長さんが、余りに造作なくギブスを巻くドクターに対して問う。
 「けん引しなくて良いんですか?」
 「?何でそんな事するの?
  必要ないでしょ。ギブスの重みでけん引するんだから」
・・・

先生・・・わにはもっと早く先生に逢いたかったよぉ・・・(泣)

で。ギブス巻き終わって一言。
 「ギブスの重みでけん引して腕の捻れを元に戻してるから。
  横になるとギブスの重みがちゃんと下方向にかからないから、
  しばらくは横にならないでね」
 「・・・」
眠れない・・・
横になれないんだ・・・眠いのに眠れない・・・
一番辛かった。(笑)
気が狂うかと思ったもの。終盤は。

寝たきりと横になれないのと、どっちが辛いのかなぁ・・・
右足負傷したときは、寝たきりだったんだろうけど・・・
記憶がないなぁ。

そういえば、前に学校で、心理学の先生が言ってたなぁ。
 「人間は眠れないと死ぬんです」
って。
多少食べれなくても生きていけるんだって。
だけど、眠れないと死んじゃうんだって。
どっかの寒い国の劣悪な環境の刑務所で、囚人の死亡率が異様に高かったんだって。
で。看守が毛布を一枚づつ差し入れてやったら、死亡率が下がったんだって。
寒くて眠れなくて・・・永眠しちゃったんだね。

ホントに。
体験した人間にしか解らないっす。
いや。体験した時にしか解らないっす。
あの、気が狂うような感覚は・・・

皆様。
ちゃんと寝ましょうね。(笑)

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